今回からしばらくは、「年末年始に読んだ本」のシリーズを連載したい。 普段、ほぼ毎日ブログを書いていると、ネタをネット検索で調達して適当な記事を書くという誘惑にかられやすい。しかし、ネットに流れる情報を追いかけて記事にまとめるだけでは、往々にしてブログの記事が薄っぺらなものになりがちである。それを避けるためにも、ブログに書きたいことに関係する本を多く読まなければならないと常々思っている。 しかし、いかんせん自由に使える時間には限りがあり、ブログの記事を書くのは結構大変なので、本が読めずにたまっていきがちだ。 年末年始のようなまとまった休みは、読めずにたまった本を一気に読むチャンスだ。特に今年は、安倍晋三を退陣に追い込めるかどうかの大切な年なので、安倍批判のために参考になる本を、気合いを入れて何冊か読んでみた。それを紹介していきたいと思う。 まずは、加藤紘一著『テロルの真犯人』(講談社、200