岸田文雄外相は28日午後、ソウル市内で韓国の尹炳世(ユンビョンセ)外相と会談する。両政府のこれまでの調整で、元慰安婦への支援では韓国政府が財団を設置し、日本政府からも資金を拠出する方向になった。また、慰安婦問題について、両外相が「最終的で不可逆的な解決」をそれぞれ表明し、最終妥結とする方向で調整している。 岸田氏は同日午後2時から尹氏との会談に臨む。終了後、両氏は共同記者発表を予定。韓国政府関係者によると、岸田氏はその後、韓国大統領府(青瓦台)で朴槿恵(パククネ)大統領に面会するという。 慰安婦問題で両外相が合意すれば、米政府は合意内容を引用する形で「歓迎声明」を出す方針だ。 複数の日韓外交筋によると、元慰安婦の支援は韓国政府が財団として設置し、日本政府からも資金を拠出する形式で調整しているという。この財団で、日本政府は2007年に解散した「アジア女性基金」のフォローアップ事業を拡充し、元