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将棋と人生に関するtakuzo1213のブックマーク (6)

  • 勝負師、羽生善治

    第72期ALSOK杯王将戦7番勝負は、藤井聡太王将が羽生善治九段を4勝2敗で破り、王将位の防衛を決めた。当に、当に面白かった。手に汗握る、ヒリヒリするような名勝負の連続。名実ともに歴史に残ることとなったこのシリーズを振り返っていきたい。 棋士は「勝負師」「研究者」「芸術家」の顔を持つ。そう唱えたのは永世名人の谷川浩司である。この3要素は、どれか1つが10割というものではない。一流棋士は、これら全ての要素を持ち合わせ、盤上において切り替えながら戦っていく。それが、一流棋士の一流棋士たる所以である。そうはいっても、棋士によって個性、より強く出てくる要素というものは確実に存在する。私見だが、藤井聡太にとってのそれは「研究者」、羽生善治にとってのそれは「勝負師」だと考える。そして、羽生の「勝負師」としての側面が、何よりもこの番勝負を白熱させたように思う。 6局が指された番勝負で、羽生が勝利した

    勝負師、羽生善治
    takuzo1213
    takuzo1213 2023/03/16
    分かりやすい解説がありがたい。本当に、歴史に残る名勝負だったと思う。敗れはしたがここまで戦えるのは羽生さんをおいて他になかったのでは。願わくば、また同じ対局が見たい。
  • 渡辺明の孤独な闘い

    藤井聡太新棋聖が誕生し、世間は大きく湧いている。 けれど、ここでは、番勝負で敗れた渡辺明二冠の話をさせてください。 羽生と藤井の間 渡辺明は、昨年このような発言をしたことがある。 「今の棋士は自分も含めて、歴史的には羽生と藤井の間、という位置づけになるんじゃないですかね」 (2019年2月27日付「日経済新聞」夕刊) いつものようにニヒルな笑いを浮かべて、彼はあっけらかんとこのようなことを言った。 しかし、この発言は私にとっては結構な衝撃であった。渡辺明は、羽生の次は藤井の時代だ、自分は時代を作る棋士ではない、そう言ったのである。 この言葉の意味は、とてつもなく重い。 渡辺明は、紛れもない「天才」である。 中学生で棋士になり、20歳で将棋界の最高タイトル、竜王を獲得する。 玉を堅く囲い、針の穴に糸を通すような細い攻めを見事に通す。理路整然としたその将棋は、美しく、絶品である。 2008年

    渡辺明の孤独な闘い
  • 木村一基の不撓の闘い

    藤井聡太棋聖が瞬く間に二冠、そして八段となり、世間は大きく湧いている。 けれど、ここでは、番勝負で敗れた木村一基九段の話をさせてください。 悲願は実る将棋ファンをやっていて一番辛かった瞬間は、と問われれば、2016年の第57期王位戦七番勝負第7局を挙げる。このシリーズ、通算6回目のタイトル戦挑戦となった木村一基八段(当時)が、羽生善治王位を相手に3勝2敗と先行し、悲願の初タイトルに王手をかけていた。しかし、第6局、第7局と木村は連敗する。またしても、悲願の初タイトル獲得はならなかった。これで木村は、あと1つでタイトル、というところで8連敗を喫した。あと一つは、どこまでも遠い。 いつもは負けた後も気丈に振る舞う木村だが、この日は様子が違った。記者の質問に言葉が詰まる。言葉が、出ない。結局、言葉を発さないまま、木村は右手を小さく振って質問をさえぎった。8度目の正直。期するものはどれだけだったか

    木村一基の不撓の闘い
  • 羽生竜王の金言「結果と一致しないことに物事の機微は潜んでいる」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

    将棋界の第一人者・羽生善治竜王(47)が25日、静岡県沼津市民文化センターで講演を行った。「重圧を感じるのはあと一歩まで来ている証拠」。「ミスを犯したら反省と検証の前に休憩」。数々の金言で聴衆を魅了した。(北野 新太) 【写真】藤井聡太五段(当時)に敗れ「新しい感覚が必要と痛感した」と話す羽生竜王 春の園遊会でフィギュアスケートの羽生結弦(23)との初の「ダブル羽生」ツーショットが実現した数時間後、竜王は沼津市のホールでマイクに向かった。現在、佐藤天彦名人(30)に挑戦中の第76期名人戦7番勝負は1勝1敗。多忙を極める中でも、終始穏やかな声で聴衆に語り掛けた。 私の好きな話に「6次の隔たり」というものがあります。今、世界には70億以上の人々が暮らしていますが、自分の友人友人友人をたどっていけば、6人目には70億人全員とつながるという仮説です。交友関係の広いターミナルになる方がいることで

    羽生竜王の金言「結果と一致しないことに物事の機微は潜んでいる」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース
  • 藤井聡太五段を見たときに感じる「口の奥の苦み」――プロ棋士を目指した“元奨”作家が振り返る「機会の窓」

    藤井聡太五段のことを書く前に、まずは私のことを書かせていただきたい。 私は6年前に将棋小説『サラの柔らかな香車』で小説すばる新人賞を受賞して小説家デビューした。そしてこの6年で何かしたかと言えば、何もしなかったし、できなかった。 橋長道(はしもと・ちょうどう) 1984年生まれの小説家、ライター、将棋講師、元奨励会員。神戸大学経済学部卒。著書に『サラの柔らかな香車』『サラは銀の涙を探しに』(いずれも集英社刊)。 「機会の窓」を活かした者たち ネット業界のビジョナリー・梅田望夫は著書『シリコンバレーから将棋を観る 羽生善治と現代』で4人目の中学生棋士・渡辺明のことを「機会の窓を活かした」と表現している。 天才や偉大なことを成し遂げる人物は人生において稀に訪れる機会を逃さない。若き渡辺は第21期竜王戦で最強の挑戦者・羽生善治を迎え3連敗からの4連勝という奇跡的逆転をおさめた。この勝利がなけれ

    藤井聡太五段を見たときに感じる「口の奥の苦み」――プロ棋士を目指した“元奨”作家が振り返る「機会の窓」
  • 東出昌大が羽生善治役、染谷将太や安田顕も棋士に、『聖の青春』続報 | CINRA

    今秋に公開される映画『聖の青春』の追加キャストが発表された。 同作は、幼少期から腎臓の難病「ネフローゼ」を患い、29歳で逝去した実在の棋士・村山聖を描いた大崎善生の同名小説が原作。羽生善治をはじめとする同世代の棋士との戦いや、彼を支える師匠、家族の姿を通して、命の危険を冒しながら将棋に没頭した村山の生涯を描く。これまでに主人公の村山役を松山ケンイチが演じることが明らかになっていた。 追加キャストとして発表されたのは、聖のライバル・羽生善治役の東出昌大。劇中で東出が身につけている眼鏡は、1996年に史上初の7冠独占達成時に羽生がかけていた眼鏡を譲り受けたもの。また松山と東出が実際の棋譜を覚えて臨んだ村山と羽生の対決シーンは、2時間半におよぶ長回しで撮影されたという。 さらに10代の村山を大阪に引き取り、共同生活を送りながら支えた師匠・森信雄役にリリー・フランキー、村山の母・トミ子役に竹下景子

    東出昌大が羽生善治役、染谷将太や安田顕も棋士に、『聖の青春』続報 | CINRA
    takuzo1213
    takuzo1213 2016/06/18
    映画化されるのは知らなかったが,ぜひ子ども連れて観に行きたい.
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