岡山県立玉野光南高(玉野市)の男性教諭(52)が2、3月、生徒に体罰を加えた同高教諭2人のことを、別の生徒の保護者や親族を名乗ったうえ誇張した内容で県教委などに「告発」していたことがわかった。 県教委は、男性教諭の行為が名誉毀損(きそん)にあたるとして処分を検討している。 県教委が7日、県議会委員会で報告。男性教諭は運動部顧問の教諭2人が部員を平手でたたくなどした体罰を知り、2月18~25日に計4回、県教委に電話。けがはなかったのに、「平手でたたいて鼓膜を破った」などと誇張して伝えた。 3月には、伊原木隆太・同県知事や下村文部科学相らに同様の内容の手紙を郵送し、2人の懲戒処分と校長の罷免を求めたという。 男性教諭が、自分の携帯電話を使っていたため発覚。県教委の調べに対し、男性教諭は「激しい体罰があったのに、校内で隠蔽していると思い込んでいた。電話した際、『名前を言わないと応じられない』と言