ウチナーグチ(琉球語)自体は日本語と同じ語族の言語であるが、琉球王朝は清朝と貿易していたこともあり中国文化の影響もそこかしこに見られる。以下、ウチナーグチの中の中国語由来の単語を紹介する。 ●チュファーラ(お腹いっぱい) 日本語とは似ても懐かない不思議な響きの言葉だが、これ、実は中国語の吃饭了 chi1fan4le0からきているらしい。意味が変わってしまったようだ。 ●ちんすこう(金楚糕) 沖縄土産の定番といえば豚の脂を使って焼いたクッキーのような焼き菓子「ちんすこう」だが、漢字で書くと金楚糕になる。普通話ではJin1chu3gaoと読むので、おそらくその発音が訛ったのだろう。 ●さんぴん茶(香片茶) ジャスミン茶のさんぴん茶も沖縄名産品の一つだが、これもまたXiang1pian4cha2という発音が訛ったものらしい。 ●ターリー(祖父) ウチナーグチの家族の言い方はウートゥ(夫)やチョー