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ブックマーク / apeman.hatenablog.com (21)

  • 「歴史戦」の毒が回りきった日本社会 - Apeman’s diary

    SNS等でさんざん話題になっているのですでに皆さんご存知のことでしょうが。 www.fnn.jp  (アーカイブ人もツイッターで“自白”していました。 【日外務省がチェック含めしっかりしないと。昨日、外交部会長として外務省と頻繁にやりとりしたが、外務省は約1ヶ月動画を放置した反省と再発防止対策が必要→ウクライナ政府、日に外交ルートで謝罪。昭和天皇の写真を「ファシズム」と… 外務省が動画に削除要請】 https://t.co/lVTimO9leH — 佐藤正久 (@SatoMasahisa) 2022年4月25日 いくつもある記事の中からこれを選んだのは、「歴史戦」の関連タームである「情報戦」が佐藤議員の口から出ている、という理由です。「情報戦で負けている」って、いったいどこと戦っているという認識なのでしょうか? 「ウクライナ政府のSNSなどをチェックする担当者を設けるよう求めた」

    「歴史戦」の毒が回りきった日本社会 - Apeman’s diary
  • 歴史修正主義の手法はどこでも同じ - Apeman’s diary

    ちゃんととりあげなければ、と思いつつ先延ばしにしているのが李栄薫らの『反日種族主義』(文藝春秋)です。とはいえ、先延ばしにしている最大の理由は、同書の内容に目新しいところがないことであり、単に内容だけを問題にするならば改めて批判するまでもありません。目次を見るだけでも、李栄薫らの主張が日の右翼のそれ(例えば百田尚樹の『今こそ、韓国に謝ろう』など)と変わらないことは一目瞭然です。 そう考えると、版元サイトでの同書の紹介はちょっと笑えます。 書がいわゆる嫌韓とは一線を画すのは、経済史学などの専門家が一次資料にあたり、自らの良心に従って、事実を検証した結果をまとめたものであるということだ。 その結果、歴史問題の様々な点で、韓国の大勢を占めてきた歴史認識には大きな嘘があったことが明らかにされている。そしてそうした嘘に基づいた教育が何年も積み重ねられた結果、韓国の人々の多くは誤った歴史認識を正

    歴史修正主義の手法はどこでも同じ - Apeman’s diary
    EoH-GS
    EoH-GS 2020/05/19
    事実をはぐらかすためのごまかしの手法はどこでもおんなじ
  • ガメ自身が予め封じていた「寓話」説 - Apeman’s diary

    ガメの「ファランクス」の一部は「ゴボウ」デマを「あれは寓話だ」として擁護しようとしている。ガメ自身がさんざん「歴史記述」という土俵での自身の正当性を訴える(というか厚かましいことにマウンティングする)主張を繰り返していたことを考えるとこれほどアホらしい擁護論もないのだが、中でも決定的なのが次のようなガメの発言だ。 BC級戦犯で犯人の特定が難しかった、というのは、こういう話しをするときは言わない方がいいと思います。論点がうまくつかめない独学のひとだ、という印象を与えてしまうのね。 なぜかというと、それは「当たり前」のことで、そもそもBC級戦犯の問題は 「犯人を特定する気なんか初めからまったくなかった」ことにある。 これはガメが「ゴボウ」デマをバターン死の行進中の出来事として描いてしまったことと関係がある。実際に捕虜虐待で責任を問われたのは捕虜収容所の関係者が多い。被害者と加害者が長期にわたっ

    ガメ自身が予め封じていた「寓話」説 - Apeman’s diary
    EoH-GS
    EoH-GS 2019/06/06
    あいつノイホイ事件発覚の時も大はしゃぎしてたのよね。あれもヒドかった。
  • 問題は「誤訳」ではない - Apeman’s diary

    -AFPBB NEWS 2019年3月26日 「旧日軍兵士を「英雄」とたたえ怒り招く、マレーシアで慰霊碑の撤去要求」 クダ州の観光委員会議長は「誤訳」を謝罪。看板は撤去したものの、慰霊碑自体の解体要求には応じず、「石碑は1941年以来ずっとそこにあるものだ。さらにわれわれはクダ州により多くの観光客誘致を目指しており、史跡の維持管理の取り組みの一環だ」と説明した。 碑文の「誤訳」として火消しを図っているようですが、この碑は戦後に建てられた慰霊碑とは明らかに性格が異なります。 この石碑はもともと、英国をはじめとする連合国軍を遮断するため、戦略的な要衝だった橋の確保に当たって戦死した兵士3人をたたえて日が建立したものだった。 このような碑を日からの資金提供で「修復」したというのですから、侵略戦争の美化以外のなにものでもありません。 韓国を始めとする世界各地で建立されている日軍「慰安婦」被

    問題は「誤訳」ではない - Apeman’s diary
    EoH-GS
    EoH-GS 2019/03/27
    人間誤訳説に続いてこんな誤訳説まで……
  • 私人の犯罪に憤激する前に己の歴史修正主義を恥じたらどうだ? - Apeman’s diary

    酷い、酷すぎる!人として許せない。怖かっただろうに。痛かっただろうに。幼児は親無しには生きられない。一番頼りになる存在の親に殺されるなんて。小さい子供が犠牲になる事件のニュースは当に辛くて耐えられない。 (https://twitter.com/miosugita/status/1004298683721142272) クズ親!ほんと許せない!! 事与えず放置、容疑で父母を逮捕 東京・目黒の女児虐待死 - 産経ニュース (https://twitter.com/MR_DIECOCK/status/1004295505571078144) いずれも引用にあたってニュースへのリンク部分を省略していますが、お察しの通り目黒区で起きた幼児虐待致死事件に対する反応です。 私がネットの歴史修正主義に注目するようになった理由の一つは、旧日軍の戦争犯罪を否認するネット右翼の大半が、私人の刑事犯罪につ

    私人の犯罪に憤激する前に己の歴史修正主義を恥じたらどうだ? - Apeman’s diary
    EoH-GS
    EoH-GS 2018/06/09
    歴史修正主義は批判するのに、現代女性への暴力にはとことん邪悪なscopedogみたいなおっさん左翼割といるので、自分と関係性が高い領域下での加害を認めることが出来ない人びと、というくくりが有用と思いますね。
  • 今夏の戦争関連番組(適宜追記) - Apeman’s diary

    NHK Eテレ 2017年8月5日(土) 午後11:00〜午前0:00 ETV特集「告白〜満蒙開拓団の女たち〜」 テレビ朝日ほか 2017年8月6日(日)午前4時30分〜 テレメンタリー2017「追跡!原爆影響報告書 〜隠された安田高女の記録〜」 テレビ朝日ほか 2017年8月6日(日)午後1時55分〜3時20分 ザ・スクープスペシャル「ビキニ事件63年目の真実」 NHK 総合 2017年8月6日(日)午後1:05〜 「“原爆の絵”は語る 〜ヒロシマ 被爆直後の3日間〜」 NHK 総合 2017年8月6日(日)午後1時50分〜午後3時 「“核なき世界”をめざして〜広島 原爆投下から72年」 (上記2番組は地域により放送時間が異なるようです。ご注意下さい。) NHK 総合 2017年8月6日(日)午後9:00〜午後9:50 NHKスペシャル「原爆死〜ヒロシマ 72年目の真実〜」 NHK BS

    今夏の戦争関連番組(適宜追記) - Apeman’s diary
    EoH-GS
    EoH-GS 2017/07/29
    ハードディスクを空けなくちゃ……
  • 右翼の皆さん、来年の朝日新聞にご期待ください! - Apeman’s diary

    いやぁ、暮れも押し詰まってきたところでやってくれましたよ、朝日新聞。 「慰安婦問題を多角的に考えていくため、国内外の識者に様々な視点で語っていただく企画を始めます」という触れ込みで12月28日から始まった連載「(慰安婦問題を考える)」。トップバッターが大沼保昭で今日は熊谷奈緒子という露骨な「アジア女性基金」シフト。しかも二人揃って「性奴隷」概念を拒絶。ちなみに「慰安婦」問題に関してなんの実績もないのにいきなりちくま新書デビューした熊谷氏ですが、サンフランシスコ講和条約について「片面講和という旧連合国とのみの講和であった」(強調引用者、85ページ)というパラレルワールドからおいでになったようです。ま、あとは推して知るべし、です。 さらには日掲載の「(回顧2014)論壇 戦争歴史、「帝国」から問う 二分法と一線画す道」では朴裕河の『帝国の慰安婦』を激賞。ちなみに版元は朝日新聞出版! はっき

    右翼の皆さん、来年の朝日新聞にご期待ください! - Apeman’s diary
    EoH-GS
    EoH-GS 2014/12/31
    『朝日』を味方だと思ってるとか、擁護してたとか、どこのパラレルワールドだよ……自分の気に入らない連中が全部仲間に見えるのって陰謀論の兆候だぞw
  • 「朝日の誤報」は右派が20年かけてつくりあげた作品 - Apeman’s diary

    当ブログでは朝日の「検証」記事以前から指摘していたことですが、「吉田清治」という人物のニュースバリューは92年頃を境に急激に低下しています。右派メディアは朝日の「吉田証言」報道がまるでメディア史特筆すべき誤報であるかのように言い立てているわけですが、誤報としての悪質さおよびその(負の)影響の度合いを近代マスコミの誤報史に照らしてきちんと検討している例はただの一つも見あたりません。クマラスワミ報告書に載ったじゃないか、って? それ、同じくクマラスワミ氏がとりあげている秦郁彦先生に失礼じゃありませんか? 「吉田証言報道」は、一点突破全面展開を狙う右派論壇と右派政治家が過去二〇年間「重大問題だ! これこそが核心だ!」と言い続けてきたことによってのみ重大な誤報になったのです。

    「朝日の誤報」は右派が20年かけてつくりあげた作品 - Apeman’s diary
    EoH-GS
    EoH-GS 2014/09/14
    以前に書いてるエントリhttp://d.hatena.ne.jp/Apeman/20111221/p1をもう一回書いただけなのに付いてるブコメの傾向がここまで違うとは!流されやすい人っていっぱいいるんだね( ^ω^ )
  • 戦場のミソジニー - Apeman’s diary

    田中利幸氏の著作『知られざる戦争犯罪 日軍はオーストラリア人に何をしたか』(大月書店)の第3章は旧日軍がオーストラリア軍の従軍看護婦を殺害した事件を扱っているのだが、当ブログでこのをとりあげた際、そうした虐殺の心理的背景についての田中氏の分析を次のように要約しておいた。 第3章のテーマは「女性にとって戦争がもっている「普遍的な質」とは何かを探る」ことである、とされる。事例としてまずとりあげられるのはインドネシア・バンカ島での豪従軍看護婦虐殺や、慰安婦強要(未遂)事件、および他地域での慰安所であるが、ドイツ軍や連合国軍による性暴力の事例も多く紹介され、「男性支配文化」そのものを問題にする視点が強調されている。上官には支配される立場でありながら敵に対しては支配力を発揮しなければならない、という矛盾した立場に置かれた下級兵士にとって、強姦は敵への支配力を自己確認するうってつけの手段であり

    戦場のミソジニー - Apeman’s diary
    EoH-GS
    EoH-GS 2014/08/14
    この部分読んでて怒りが何に向けられているか、すぐには解らなかったので印象に残っている。
  • 百田尚樹・NHK経営委員の捏造 - Apeman’s diary

    広島市も説明しているように広島に投下された原爆による死者の正確な人数は判らないのですが、それにしても「一瞬にして10万人以上」という推定が蓋然性のあるものとして語られているのは聞いたことがありません(もちろん、まともな論者や機関によって、という意味)。一般財団法人高度情報科学技術研究機構が運営する「原子力百科事典ATOMICA」には次のような記述があります。 原爆投下から数か月以内に、広島で約11.4万人(人口の33%;軍人および朝鮮半島出身の人々は含まない)、長崎で約7万人(人口の28%)の人々が死亡した。爆心地から半径2km以内の死亡総数を100%としたとき、被ばく2週間以内に88.7%が、第3から第8週までに11.3%が死亡した。半径1.2km以内での死因の内訳は、爆風による外傷が20%、放射線障害が20%、熱線と二次的な火災による熱傷が60%であった。 (http://www.ri

    百田尚樹・NHK経営委員の捏造 - Apeman’s diary
    EoH-GS
    EoH-GS 2014/08/08
    元「慰安婦」や南京事件の被害者に浴びせかけられている日本社会のひどい難癖、揚げ足取りには興味がありませんっていう告白の現場
  • 戦犯自筆供述書、ネットで公開 - Apeman’s diary

    撫順・太原の戦犯管理所で日軍の戦犯容疑者が作成した自筆の供述書(中国の国家档案局所蔵のもの)がネットで公開されはじめています。先ほど確認した時点では鈴木啓久中将、藤田茂中将、上坂勝少将の3人分が公開されていました。階級の高い方から公開する方針と思われます。 原文(日語)は「[笔供原文(The Original Text of the Written Confessions)]」で、画像ファイルとして提供されており、翻刻はされておりません。

    戦犯自筆供述書、ネットで公開 - Apeman’s diary
  • 米 Microsoft に産経との提携につき問題提起しては? - Apeman’s diary

    というご提案を uchya_x さんからいただいております。最初のステップは資料として提示すべき悪質な記事のリストアップになります。「ちょっとひどい」くらいの記事ならもう限りがないので極めつけにひどいもの、をです。アメリカでの関心から考えて歴史修正主義については「慰安婦」問題否認論に絞り、それに民族差別、性差別のひどいものを加えてはどうかな、と。MSN産経ニュースのサイトで閲覧できるようになっていたものなら、必ずしも産経新聞の記事でなくてもよい、逆に産経の記事でもMSN産経ニュースのサイトで閲覧できないものははずす……といった条件ではどうでしょうか? コメント欄(あるいはツイッターのメンション)にて「私はこの記事こそひどいと思う」といったご提案をいただければ幸いです。

    米 Microsoft に産経との提携につき問題提起しては? - Apeman’s diary
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    EoH-GS 2014/03/08
    良案
  • 火事場にガソリンをぶちまける閣僚 - Apeman’s diary

    欧米メディアではとりあえず Die WELT が速報しているのを見つけました。 Japans Innenminister besucht am Neujahrstag umstrittenen Schrein "umstrittenen" というのは英語でいえば "controversial" にあたる単語です。

    火事場にガソリンをぶちまける閣僚 - Apeman’s diary
    EoH-GS
    EoH-GS 2014/01/01
    もう火だるまですね。燃えてるの気づいてないだろうけど。
  • 中国戦線における飢餓 - Apeman’s diary

    先日、中国戦線における日軍の兵站に関する話題がTLにちらほらと流れてきていたので。 「中国は陸続き」と言ったって機械化の遅れた日軍のこと、まして制空権も奪われた大戦末期になれば兵站線の確保は容易なことではない。 第27師団の中隊長として大陸打通作戦に参加した歴史家の故・藤原彰氏は、部隊が兵站戦の構築のための道路工事に動員された時の経験を『餓死した英霊たち』(青木書店)で紹介しているが、兵站線の先頭近くで作業しているにもかかわらず「やっとわずかな主が補給されるだけ」で、「その他の料は徴発によらなければならない」状況だった。徴発するにしても、すでに先行する部隊が「散々に荒して通った後で、どの部落もまったくの廃墟と化して」いるありさま。こうした事情が後に多くの栄養失調死を出す原因となった、としている(122-123ページ)。 他方、料はそれなりにあるのに「餓死」する兵士たちもいた。軍医

    中国戦線における飢餓 - Apeman’s diary
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    EoH-GS 2013/10/20
    ちょっとずれるけど、小林よしのりなんか見てると略奪(徴発)が死(飢餓)に直結する行為ってわからない人多そうだなぁと思う。
  • 関東大震災・朝鮮人虐殺と七平メソッド - Apeman’s diary

    いまから90年前に起きた関東大震災後の朝鮮人虐殺も歴史修正主義者による攻撃の対象となっていることは、東京都と横浜市が独自教材の記述を「改悪」したことによって、改めて明らかになりました。 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?p=3226 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130828/k10014109741000.html 当ブログでこの朝鮮人虐殺を扱ったエントリはそれほど多くなく、しかも「9月1日」に書いたものと、『ホテル・ルワンダ』パンフレット論争の際に書いたものが大半を占めている状態で、きちんと情報発信してきたとは言い難いところです。その多くないエントリのなかで今でもお読みいただくに値するかなと思うものが2つほどあります。 「三国人」発言をめぐって(2010年9月1日) 石原慎太郎の「三国人」発言を参議院外交・

    関東大震災・朝鮮人虐殺と七平メソッド - Apeman’s diary
  • 聾者の被爆体験 - Apeman’s diary

    昨年放送されたETV特集「障害者たちの戦争」では聴覚障害者や視覚障害者とそれ以外の者との間にある戦争体験の断絶が問題にされていましたが、今朝(10日)の朝日新聞(大阪社)朝刊には「聞こえなかった被爆 ろう者体験 語り継ぐ動き」と題する記事が掲載されています。在日コリアンでもある(そのため、更なる差別を恐れた父親は被爆者手帳の申請をさせず、02年にようやく取得したとのことです)聴覚障害者の泉さんの体験が紹介されています。 原爆投下後、学校に通う列車から見える街並みは一変していた。当時は7歳。なぜこんなことになったのか理解できなかった。家族は手話ができず、原爆について詳しく知らされていなかった。 聴覚障害者の被爆体験はいまだに全容が解明されていない。全国手話通訳問題研究会長崎支部は、ろう者の被爆体験の聞き書きを進めている。泉さんも2月から語り始めたばかりだ。 当ブログは平和教育を含めて戦争

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  • 「男らしさ」の二つの類型 - Apeman’s diary

    『連続講義 暴力とジェンダー』(林博史ほか編著、白澤社)に収録された林博史氏の「講義5 日軍「慰安婦」制度と米軍の性暴力」において、米軍の「性管理政策」を分析する過程で、著者は「男らしさ」に2つのタイプがあることを指摘している。「強いとかたくましいとか荒々しいとか、いわゆるマッチョなイメージの男らしさ」(199ページ)と「理性によって自分を管理できる人間」「男というのは人前では泣かない、感情を理性でコントロールできるのが男だ」(200ページ)といったかたちでの「男らしさ」。米軍の性管理政策が後者の「男らしさ」観に基づいて形成されたとし、しかし(簡潔な記述を私なりに補ってまとめると)その政策の効果を含む実態を分析するには、非エリート層が必ずしも後者のタイプの「男らしさ」を受け入れていないことを考慮に入れる必要がある、とされている。 この二つの「男らしさ」の類型は、この講義においては、アメリ

    「男らしさ」の二つの類型 - Apeman’s diary
  • 『新・現代歴史学の名著』 - Apeman’s diary

    関連エントリ 「日中歴史共同研究」執筆者の「歴史認識」論 「説明」と責任(特に後半部分) 樺山紘一編著、『新・現代歴史学の名著』、中公新書 買ってきたばかりでまだ読んでない。ということで実はこのについてではなく、上の「関連エントリ」で問題にした、「進歩派」の歴史認識についての「保守派」の認識について(「進歩派」の論調の変化をほぼ冷戦の崩壊という事情に還元する説明について)。 書がとりあげている「名著」のリストは以下の通り。 ニーダム、『中国の科学と文明』、1954〜 梅竿忠夫、『文明の生態史観』、1967 ゲイ、『ワイマール文化』、1968 ウォーラーステイン、『近代世界システム』、1974〜 ル・ロワ・ラデュリ、『モンタイユー』、1975 ギンズブルグ、『チーズとうじ虫』、1976 ル・ゴフ、『もうひとつの中世のために』、1977 サイード、『オリエンタリズム』、1978 網野善彦、

    『新・現代歴史学の名著』 - Apeman’s diary
  • WWIIで亡くなったひとの多くは「戦場で倒れた兵士たち」ではない - Apeman’s diary

    前世紀における二つの世界大戦を比較したとき大きく異なるのは、後者において非戦闘員の犠牲者が戦闘員のそれを上回っている、ということであることはよく知られているだろう。負けた側であるドイツや日では戦闘員の死者の方が上回っているけれども、沖縄戦の犠牲者に占める非戦闘員の比率を考えれば、「土決戦」が実現した場合日でも非戦闘員の犠牲者の比率がさらに上がったであろうことは想像に難くない。すなわち、第二次世界大戦(ないしアジア・太平洋戦争)はもはや「戦場で倒れる兵士たち」という表象を中心にして考えるのがふさわしくない戦争なのである。「戦場で倒れる兵士たち」という表象を焦点化することは、ホモ・ソーシャルな連帯感を喚起する役には立っても、あの戦争を理解するうえでは障害となろう。

    WWIIで亡くなったひとの多くは「戦場で倒れた兵士たち」ではない - Apeman’s diary
    EoH-GS
    EoH-GS 2010/01/24
    "「戦場で倒れる兵士たち」という表象を中心にして考える"やりがち。気をつけなければ・・・
  • 「都市型社会と防衛論争」 - Apeman’s diary

    http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20100102/p1 http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/mojimoji/20100102/p1 この↑問題との関連で。 松下圭一、「都市型社会と防衛論争」(1981年)、『戦後思想の歴史と思想』(ちくま学芸文庫)所収 現在、日にみられる防衛論争は、すでに保・革という政党対立の軸では割り切れず、それぞれ内部での分化もめだってきた。問題領域がひろがってきたからである。 だが、そのいずれにおいても、決定的ともいうべき盲点をもっている。この盲点とは、日における都市型社会の過熟の無視、さらには都市型社会についての理論フレームの欠如である。 かねがねのべているのだが、既成の防衛論議は軍備強化論から軍備無用論まで、あるいは現実主義者から平和主義者までふくめて、核問題に焦点をあてながら

    「都市型社会と防衛論争」 - Apeman’s diary