東日本大震災で壊滅的な打撃を受けたアニメ「かんなぎ」の“聖地”宮城県七ケ浜町で、毎月のように訪れていたアニメ「かんなぎ」のファンや痛車のメンバーが駆け付け、地道な支援で町に寄り添っている。 七ケ浜町は、地元の鼻節神社が、09年に放送されたアニメ「かんなぎ」の神社のモデルになったことが知られると、ファンがこぞって“聖地巡礼”に押しかけた。キャラクターのイラストを書いた「痛絵馬」が奉納され、地元のテレビ局などに取り上げられるなど話題となった。また、町の多目的センター「七ケ浜国際村」は、太平洋をバックにした雄大な景観が人気となり、コスプレファンが毎週のように通い、イベントを開く「東北のコスプレスポット」となり、わざわざ関東からも足を運ぶ人がいた。さらに痛車の展示イベントも開かれ、アニメを使った町おこしに取り組んでいた。 ところが、3月11日の大震災で、震度5強の揺れに10メートルを超える津波が町