経営再建中のシャープを支援するため、同社の栃木工場がある矢板市は12月から、市民が同社の家電製品を市内の店で購入した際の一部助成を始める。 対象となるのはテレビや空調、台所用製品など約30品目で、購入総額が5万円以上。携帯電話や計算機などは対象外となる。 市内の家電量販店で購入した場合は4万円を限度に購入額の20%、小売店では5万円を限度に25%の助成金を交付する。原則18歳以上だが16歳以上でも就労者は受けられる。書類に領収書を添付し、市商工林業観光課に申請する。 期限は来年3月29日まで。市の予算は1千万円で先着順となる。同様の助成金は、リーマン・ショック後の2009年度に次いで2度目となる。 市はこれとは別に、同社の希望退職者募集に合わせて11月1日、「シャープ栃木工場縮小に伴う特別相談窓口」を同課に開設する。離職者や関連企業を対象に相談を受ける。問い合わせは同課(0287・