東京大学の教養学部などで秋の入学式が行われました。東大では、国際競争力を高めるために全学部での秋入学の検討を続けています。 東京大学・濱田純一総長:「秋の入学式は春の入学式と異なり、国際的な雰囲気に満ちていて、東京大学のグローバル化への動きを象徴するものです」 東京大学の教養学部では、今年の秋の入学者から英語のみで授業を行うカリキュラムがスタートしました。海外の優秀な学生を取り込むのが狙いでしたが、合格者の約3割が、ハーバードやオックスフォード大学などに進学するため東大への入学を辞退したということです。欧米の大半の大学が秋入学のシステムをとるなか、東大では、国内の学生が留学しやすい環境を作るとともに、海外からの優秀な学生を取り込んで大学のレベルアップを図るため、全学部での秋入学を検討しています。