榛名(はるな)は、日本海軍の巡洋戦艦[2]、後に戦艦[3]。 金剛型[4]の3番艦。 艦名の由来[編集] 榛名の艦名は、群馬県にある上毛三山の一つの榛名山に由来する[9]。戦艦にもかかわらず旧国名ではなく山岳名をもつ理由は、榛名を含む金剛型は当初「装甲巡洋艦」として計画されたので、一等巡洋艦の命名慣例に従ったものである。艦内神社は榛名神社からの分祀で、艦長以下乗組員が度々参拝し、また榛名神社側も神職を派遣するなどの交流があった[10]。戦後、艦名は海上自衛隊のはるな型護衛艦「はるな」に継承された[11] 建造の経緯[編集] 榛名は当初「第二号装甲巡洋艦」として計画され、1911年4月、神戸川崎造船所(のちの川崎重工業)に発注された。それまで海外発注か海軍工廠でしか建造されることのなかったいわゆる主力艦としては初めて民間造船所に建造発注された艦である。一方、三菱合資会社長崎造船所(のちの三菱