ドイツ国防軍(ドイツこくぼうぐん、ドイツ語: Wehrmacht:ヴェーアマハト、ドイツ語発音: [ˈveːɐ̯maxt] ( 音声ファイル)、直訳: 「防衛軍隊」)は、1935年から1945年にかけて存在したナチス・ドイツの武力組織である陸軍、海軍、空軍の三軍の総体を指す。ナチス・ドイツ体制下において、国家唯一の武装者(Waffenträger der Nation)と規定された存在である。(実際には武装親衛隊などの他の軍事組織が存在している) 概要[編集] 1935年3月16日、ドイツ再軍備宣言による徴兵制の再施行とともに発令された「国防軍建設に関する法律(ドイツ語: Gesetz für den Aufbau der Wehrmacht)」[1] により、旧来の国軍(ドイツ語: Reichswehr )は、国防軍に改称された[2][3]。総兵力は50万人となり、その後も多額の軍事費が