印刷 関連トピックススティーブ・ジョブズアップル 米株式市場で23日午前、米アップルの株価が急落し、取引が一時停止された。証券取引所を通さずに株式を売り買いする「私設電子取引所」のバッツ・グローバル・マーケッツで起きた。誤った注文が大量に出たためとみられる。 アップルの株価は600ドル前後からいきなり542ドル台まで値下がりした。市場の混乱を避けるため、取引を一時停止する「サーキットブレーカー」の措置がとられた。企業を識別する番号である「証券(銘柄)コード」の一部でシステム障害が発生して、誤発注が起きたとみられる。この誤発注は取り消されたうえで、間もなく取引は再開された。 私設取引所は一度に大量の注文を高速で取引できるシステムを使い、手数料も安いことから急成長してきた。ただ、システムにトラブルが発生すれば株価が大きく動き、市場を混乱させるおそれもある。バッツは2005年にでき、米国の