富士通マイクロエレクトロニクスは,カー・エレクトロニクスの展示会「AT International 2009」(2009年7月15~17日,パシフィコ横浜)において,開発現場でECUのデバッグがしやすいマイコンを紹介した。ECUとデバッグ用ツールを接続するケーブルを1線のみと簡易な構成とする。これは,国内メーカーによるカー・エレクトロニクスの標準化団体「JASPAR」で定められた仕様に対応させたもの。今後,富士通マイクロエレクトロニクス製マイコン以外を搭載したECUでも,同じケーブルでデバッグ可能になるという。富士通マイクロエレクトロニクスは2010年初頭から対応品のサンプル出荷を始める計画とする。まずは32ビット品からで,今後,16ビット品や8ビット品にも対応させる方針とする。デバッグ用ツールの価格は10~15万円程度となるもよう。