新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、東北、新潟7県の知事と仙台、新潟の両市長は23日、ゴールデンウイーク(GW)の連休中に県境を越える外出の自粛、事業者への確実な対策を強く求める「東北・新潟緊急共同宣言」を出す方針を決めた。7県2市での共同宣言は異例。帰省や旅行で人の往来が増える懸念から、圏域一体での連携が必要と判断した。9人の連名で24日発表する。 【図表】感染拡大前と比較した東北6県の人出の変化 共同宣言では「早期の終息を目指し、不退転の決意で、地域一丸となって取り組む」と強調。GWの連休が終わる5月6日まで、感染拡大の阻止に向けた7県民の結束を訴える。 具体的には、県境をまたぐ往来や感染者の増加が続く首都圏や関西への移動を控えるよう要望。クラスター(感染者集団)が多数発生した接待を伴う飲食店の使用を慎むよう求める。 スーパーやドラッグストアなど、生活必需品の買い物をする店舗