過去36年で最悪の収穫 世界最大のオレンジの生産国であるブラジルとアメリカで、共に、オレンジの収穫量が壊滅的に減少していると報じられています。 「オレンジなどなくても、問題ない」と言われれば、それまでなのかもしれないですが、しかしオレンジは、世界の食糧取引の中でかなり重要な位置にあるものでもあります。 日本でも昨年から今年にかけて、大手飲料メーカーが相次いでオレンジジュースの販売を休止していますが、最近の状況からですと「日本でのオレンジジュースの販売再開は、今後しばらくはないかも」という感じも漂います。日本の大手メーカーのオレンジジュースの輸入元については、日本農業新聞によりますと、以下のようにブラジルとなっています。 > 主要な輸入先であるブラジル産の不作で21年の輸入量は減少。その後も、同国での23年の大雨被害や、それに伴うカンキツグリーニング病のまん延などの影響で、オレンジ果汁の不足