猫のロードキル『28万9,572頭』人と動物の共生センターが推計を発表殺処分の10倍の猫が野外で死亡。一方、5年前からは21.6%減少。 認定NPO法人 人と動物の共生センター(所在地:岐阜県/以下、同団体)は、野外で死亡した猫の数に関する全国調査を実施(2020年8月〜9月)。同団体の理事長・奥田順之獣医師が、2021年11月3〜7日に開かれた野生動物と社会学会において、2019年に野外で死亡した猫の数について、推計で、28万9,572頭であったことを報告しました。 調査背景 猫の殺処分数は10年間で83.6%減少(2010年:165,771頭⇒2019年:27,108頭)しています。殺処分数の減少は、猫の保護活動が広がったことや、TNR活動・地域猫活動を通じ、不妊去勢手術が浸透したことが、要因になっていると考えられます。一方で、不妊去勢手術の浸透が、本当に野外で生息する猫の個体数の減少