メディアやSNSを通じて、日本にいながらも海外の情報が入りやすく、世界とつながるようになってきた。一方、言語の差や文化の違いがあって、海外では大炎上した事件であっても、日本には意外と伝わっていない話題がある。 日本で起きたことも世界にめぐって炎上する可能性がある。そこでここでは今年、海外で企業が炎上した例をとりあげたい。他山の石にして教訓にしなければならない。大きなテーマは「児童」「偽善」「歴史」「性別」「宗教」の5つだ。 幼い少女になんてことを ・1例目:バレンシアガ 高級アパレルブランドとして知られるバレンシアガは11月、年末商戦にあわせて広告を出した。そこでは幼い少女がベッドの上に立ち、テディベアを抱えていた。 問題だったのはそのテディベアが性的興奮を誘うような着衣をしていたことだ。すぐさま炎上して、バレンシアガはただちに広告を取り下げた。 非難の声は、単にデザインの悪趣味さを否定す