何だか詩的な題名ですが、小説ではなく社会心理学の研究書です。 予言がはずれるとき―この世の破滅を予知した現代のある集団を解明する (Keiso communication) 作者:L. フェスティンガー,S. シャクター,H.W. リーケン 出版社/メーカー: 勁草書房 発売日: 1995/12/01 メディア: 単行本 Wikipediaに「UFO宗教」という、奇妙な響きの項目があります。恐らく英語版の「UFO religion」から翻訳された記事だと思われます。 これは文字通り、UFOに乗ってやってくる宇宙人を〝神〟のように信仰する信仰体系です。オカルト話ではしばしば、宇宙人が何故か地球人に対して親切にも世界滅亡の警告をしてくれたりしますが、こうした言説は元を辿れば「UFO宗教」へと行きつきます。 有名な例で言えば、ジョージ・アダムスキーという人物が挙げられます。彼は現在最もポピュラー
ちょっと前、「ジューサーの中に金魚を入れる」という現代美術の展示があった。 ジューサーの中に金魚と水が入っていて、スイッチだけリモコンで、観客の側に置かれる。観客は誰もがそのスイッチを押すことができるようになっていて、「いつでも金魚を殺せる」という、その感覚が展示になっていた。 金魚の寿命を延ばすもの この展示で、実際にボタンを押せた人はたぶんいないのだろうけれど、これをたとえば、ジューサーに入れた金魚をインターネットで公開して、ネットの向こう側にいる誰もが、匿名のままそのボタンをクリックできるようにしておくと、誰かがボタンを押してしまう。多数決ルールを導入して、「ボタンを押した人が累計で10人を超えたら、ジューサーの電源が入ります」という看板を出しておくと、ボタンが押される閾値はますます下がる。 匿名ルールを廃して、たとえばTwitter のような、押した人をある程度トレースできるメディ
「ピカソは本当に偉いのか?」(西岡文彦)を上司に勧められて読みました。ピカソのヘンな絵が高く評価されるに至った時代背景、本人の特質など、素人の私にも面白く読めました。 本書の前半に、ピカソの人心掌握術がただごとではなく、画商も恋人もコロリと言いなりになってしまう様子が紹介されています。そこで著者の西岡さんは、不機嫌はなぜいけないのか、明快な洞察を示しています。 不機嫌はよくない。職場や家庭など、長く時間を共に過ごす場では、特に。そう思う人ばかりではないことは、経験を通じて分かっているつもりです。でも、親しいひとに「不機嫌はよくない」と伝えてみると「何で?自分の自由でしょ!」とさらに不機嫌になられたりして、うまく説明できずもどかしいやら、自分が理不尽なんだろうかと弱気になるやらで、ずっと気になっておりました。 ある時読んだ川崎貴子さんの「独身女性におくる「結婚向きのいい男」5つの特徴」という
あれは「洗脳」なんですよ。 http://www.mbs.jp/voice/special/201009/01_30043.shtml 企業の「研修」ではなくて。 洗脳 - Wikipedia 「研修」という教育プログラムとして考えると、とても違和感があるわけですが、「洗脳」と考えると納得できますし、宗教であるとか、悪徳商法であるとかと一緒。新人に対してやるという意味では、軍隊での新兵教育ともあまり差はありません。組織にとって都合の良い人間を生み出すための生産システムと考えると吉。上意下達、命令は絶対、個人よりも組織。こういう人間ばかりの組織にするという目的に沿って、研修という名の洗脳が行われているわけですね。 http://www.gekiura.com/guest/pu00000005.html 洗脳とは、以下の原理によるもので、基本的な手順は以下の5つです。 【隔離】 ターゲットを日
「選択肢が少ないほど人は幸せを感じる」 心理学者が証明した、幸福のメカニズム The Surprising Science of Happiness #1/2 脳内で幸福を作りだす際に1番の障害になるのが「選択肢」の多さだと語るハーバード大学の心理学教授・Dan Gilbert(ダン・ギルバート)氏。選ばなかった未来を過大評価してしまう厄介な脳の性質とは?(TEDより) 自然発生的な幸せと人工的な幸せの大きさは変わらない ダン・ギルバート氏:私たちがいる社会においては、人工的に作り上げた幸福は、二流の幸福であるという強い思い込みが普通です。 どうして、そう思ってしまうのでしょうか? 理由はとても簡単です。なぜならば、欲しいものが手に入っても入らなくても、私たちが自然に生まれた幸福と人工的に作った幸福に同等の幸福を感じるならば、経済が回らなくなってしまうからです。 私の友人であるマシューリカ
wiredの伝えたところによると、われわれは世界を「物語」として認識するが、それは「事実」を歪めてしまうことも多いという。 同時テロのような社会的大事件についての記憶も含め、個人の記憶は、社会に同調する形で容易に変化しうることが実験で示されている。
1950年生まれ。69年、(株)西武百貨店池袋入社(販売経験26年)。96年にお客様相談室長就任。03年、歯科業界をネットワークする企業に事業部長として入社。04、NPO法人 歯科医院審査機構 事務局次長。05年にメデュケーション株式会社を興す。「苦情学」(恒文社)「苦情対応実践マニュアル」(ダイヤモンド社)など出版。 もうクレーマーには悩まない苦情対応実践マニュアル 苦情にうまく対応するにはどうしたらいいか。まずは、世の中の苦情の傾向を知ることです。苦情の申し立て方に男女差はあるのか。苦情の受け止め方に、業界により違いはあるのか。こうした傾向がわかっていれば、相手を満足させる対応をスピーディーに提供できます。もう「出たとこ勝負」の苦情対応はしなくてすみます! バックナンバー一覧 いやな思いは5回も我慢しない 苦情が増える原因は、2つ考えられる。そのひとつは、苦情を言う人が増えることにある
ラーメン屋さんが二軒並んでいて、片方のお店に行列ができていて、もう片方のお店は閑古鳥が鳴いていたら、人は間違いなく行列のできている方のお店に並ぶでしょう。これは、心理学で証明されてる「社会的証明」という性質によるものです。 影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか 私たちは他人が何を正しいと考えているかにもとづいて物事が正しいかどうかを判断する、というものです。 この原理が特に適用されるのは、正しい行動が何であるかを私たちが決める時です。 特定の状況のもとで、ある行動を遂行する人が多いほど、それが正しい行動だと見なすのです。 人は自分では決断せずに、常に周りの出方を伺いながら行動します。自分の行動を省みても、その通りです。 人の心理を操る強い力 本書にはいくつかの心理学的な法則が紹介されていますが、この「社会的証明」が一番怖いと感じました。なぜなら、誰でも簡単に利用できるからです。
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1969年5月の初め、ひとつのうわさがオルレアンで広まった。幾人かの女性が行方不明になっているという。ユダヤ人の商人たちが、ブティックの試着室のなかで薬物をかが ...
この項目では、1973年に起きた取り付け騒ぎについて説明しています。2012年に起きた立てこもり事件については「豊川信用金庫#立てこもり事件」をご覧ください。 豊川信用金庫事件(とよかわしんようきんこじけん)は、1973年(昭和48年)12月、誤った内容の噂により豊川信用金庫に対する取り付け騒ぎが発生した事件。 概要[編集] 1973年(昭和48年)12月、愛知県宝飯郡小坂井町(現・豊川市)を中心に「豊川信用金庫が倒産する」というデマが流れたことから取り付け騒ぎが発生し、短期間(二週間弱)で約14億円もの預貯金が引き出され、倒産危機を起こした事件である。 警察が信用毀損業務妨害の疑いで捜査を行った結果、女子高生3人の雑談をきっかけとした自然発生的な流言が原因であり、犯罪性がないことが判明した。デマがパニックを引き起こすまでの詳細な過程が解明された珍しい事例であるため、心理学や社会学の教材と
『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day
id:takerunbaのこういう所が大好き。愛してまう! 発言を額面どおりに受け取る 私もすごくすごくすごおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉくそう思うんですよ。 「空気を読むのはやめましょう」 「行間を読むのはやめましょう」 「言外のことを読むのはやめましょう」 これを「3つの読まない」と申します。「非読宣言」です。私たち「社交辞令が効かない会」は読みません。そのままです。シンプルでストレートな関係の構築を目指しておりますので、言葉とか表情などの表に出てくる要素以外のものは、一切読みません。逆な言い方をすれば、表に出てこないものは無視します。ないモノとして扱います。シンプルでストレートな関係に、存在するかしないかすらわからないものを持ち込まれても困ります。 発言を額面どおりに受け取る なんというオレ! 僕もこのタイプです。なんでかって?どんな事情があろうとも、本当に大切だと思っているものは絶対に表に
お正月は主に本を読んだり攻殻機動隊S.A.C.を観たりしておりました。 課題図書にしていたのは前から気になっていたコレ。 影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか 作者: ロバート・B・チャルディーニ,社会行動研究会出版社/メーカー: 誠信書房発売日: 1991/09/01メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 699回この商品を含むブログ (123件) を見るいや、噂にたがわず面白い。 これはもう現代人必読の書といっても構わないのではないでしょうか。 基本は心理・認知・行動科学的な原理の紹介と解説なのですが、その中でも社会生活に特に密接に関与する法則に重点がおかれています。著者自身の体験やフィールドワーク、実験や実例も豊富で、なかなか説得力があります。 特筆すべきは、現代に蔓延する強力な心理・認知トリック(広告やマーケティング含む)をしっかり把握し、それらから自分の認識を防衛すべきだ
あっ、と気づいたときは手遅れだ。 運用操作を間違えた、パラメータの変更を忘れた、障害対応を誤った――。 作業者の「うっかりミス」によるシステム障害が止まらない。 本誌が過去3年に発生したトラブルの原因を調べたところ、全体の半分に達した。 作業者を責めたり責任者を処罰したりしても、ミスは減らない。 ミスを誘発する根本的な原因を突き止めて対策を講じることが不可欠だ。 うっかりミスを無くす方策を探る。 (大和田 尚孝) 本記事は日経コンピュータ7月15日号からの抜粋です。そのため図や表が一部割愛されていることをあらかじめご了承ください。本「特集1」の全文をお読みいただける【無料】サンプル版を差し上げます。お申込みはこちらでお受けしています。 なお本号のご購入はバックナンバーをご利用ください。 「ミサイル発射情報、当地域にミサイルが着弾する恐れがあります」。6月30日午後4時37分、福井県美浜町全
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