戦争はマネーゲームの延長にすぎない。世界を支配する国際金融資本家らの金儲けが戦争の目的なのだ。 そう断言するのは、ノンフィクション作家の高橋五郎氏だ。もともとテレビ番組の制作を手掛けていた彼だが、ひょんなことから大物スパイと出会い、日本はもちろん、世界の裏側、つまりは、この世の真実を知ることとなる。 スパイの名はアンヘル・アルカッサール・デ・ベラスコ。スペイン出身のユダヤ人で、ヨーロッパ貴族、ヘッセン方伯フィリップ1世の血を引く。ヘッセン家の金庫番を務めていたのが、かのマイヤー・ロスチャイルドである。そのため、ロスチャイルドといえども、ベラスコには頭が上がらないという。 高橋氏はベラスコに気に入られた。ベラスコは高橋氏を自分の息子だと公言していたのだとか。長い付き合いの中、高橋氏はベラスコから驚くべき事実を聞かされる。 敗戦国である日本こそ、実は第2次世界大戦の主役であり、最大の受益者だと