「匿名志向が強い日本では流行らない」と言われてきたフェイスブックだが、このところ、ユーザー数はどんどん増えている。とくに、就活学生たちが使い始めたので、登録数は急増しているという。今年は就職活動の解禁が2か月遅れの12月1日になったこともあり、あせった学生たちが、解禁前にフェイスブックを使って事実上の就活に入った。 朝日新聞(11月26日夕刊)まで、フェイスブックを使って志望企業の内定をもらった例を記事にしていたので、今後さらにユーザー数は増えるだろう。企業側でも採用系のフェイスブックページを開設したところもある。最近では、ソーシャルメディアを使った就活を「ソー活」と呼ぶのだそうだ。 それにしても、フェイスブックはうまいところに目をつけたと思う。フェイスブックが用意したのは「コネクション・サーチ」という機能。これを使うと、就活や仕事上でつながれば「おトク」と思われる人間を検索することができ