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冷却装置のスタートアップ Frore Systems が、ノートパソコン、携帯ゲーム機、タブレットなどの機器内で動作するCPU、GPU、SoCの冷却を目的とした世界初の固体冷却装置「AirJet」を発表した。 Frore Systemsが「AirJet」と呼ぶ冷却チップは、発熱するチップの上に載せて、機械的なファンを使わずに空気を取り入れることで対象のチップを冷却するという。厚さは2.8mmで、上部にあるスリットから空気を取り入れ、発熱したチップから熱を奪い、側面から排気される。吸排気には、超音波振動する振動膜が用いられているという。同社は、この「ソリッドステート」冷却ソリューションにより、従来の方法を使用した場合と比較して、CPUの性能を2倍にすることができると主張している。同社は1億ドルの資金を確保し、現在Intelと提携し、2023年にも同社のノートパソコンEvoシリーズに同社の技術
AppleのM1チップには、攻撃から保護するセキュリティ層が複数存在します。最後の保護層がポインタ認証(Pointer Authentication Codes:PAC)と呼ばれるものですが、このPACをバイパスできる修正不可能な脆弱(ぜいじゃく)性の存在が発覚しました。PACをバイパスするハードウェア攻撃には「PACMAN」の名がつけられています。 PACMAN https://pacmanattack.com/ New 'PacMan' flaw in Apple Silicon is an echo of Spectre and Meltdown | AppleInsider https://appleinsider.com/articles/22/06/10/new-pacman-flaw-in-apple-silicon-is-an-echo-of-spectre-and-mel
「極超音速ミサイル」とは何か 中国の「極超音速(ごくちょうおんそく)ミサイル」(hypersonic missile)という舌を噛みそうな発音のミサイルが、日本で新たな脅威として、先月後半からしきりに取り沙汰されている。 音速は気温15度の場合、毎秒340mで、その5倍、すなわち毎秒1.7km以上進むミサイルのことを「極超音速ミサイル」と呼ぶ。ここまで高速かつ変幻自在な動きをするミサイルが飛んでくると、もはやアメリカの最新防衛システムでも、迎撃は不可能だ。 今回問題視されたきっかけは、英『フィナンシャルタイムズ』(10月16日付)の報道である。「中国が極超音速ミサイルで新たな宇宙空間の可能性を試験する 核搭載可能なロケットを8月に発射して地球を周回させ、アメリカの諜報機関を驚かせた」と題した記事が、反響を呼んだのだ。 この一件は、10月18日の中国外交部の定例記者会見で、米ブルームバーグと
Apple の iPhone や Mac で試用される AX チップ、M1 チップ、Android スマートフォンの多くが試用している Snapdragon、その他さまざまなシーンで採用されている Arm アーキテクチャを持つ ARM ホールディングス。そのライセンス権利を独占的に与えられた中国合弁企業が乗っ取られ、権利を奪ったまま独立を宣言してしまったことをSemiAnalysisが伝えている。 簡単に説明すると、Arm の中国における権利をもった会社の CEO が背任行為を行っており、Arm は解任しようとしたが中国の制度上の問題で失敗し、CEO は中国における顧客、売上を奪って独自製品を開発するまでの力を持つに至り、独立したという状態になるようだ。 詳細に経緯を説明していくと、下記のようになる。 Arm はもともとイギリスの企業だったが、2016年に日本のソフトバンクに買収された。
米Intelは7月26日(現地時間)、オンラインイベント「Intel Accelerated」を開催し、パット・ゲルシンガーCEOがプロセッサのプロセスとパッケージングのロードマップを発表した。 向こう50年間の計画で、プロセッサ分野でのリーダーシップ奪還が最終目標となっている。 命名方法も変わる。今年後半に予定されている第12世代Alder Lakeから、これまで採用してきたnmベースのノード命名法ではなく、「業界全体のプロセスノードのより正確な見解」と、Intelがその状況にどう適合するかを示すための命名スキームを採用する。 現行最新のIntel製デスクトップ向けプロセッサは3月に発表の14nmプロセス採用の「第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Rocket Lake)」、モバイル向けは5月発表の10nmプロセス採用Tiger Lakeだ。台湾TSMCや韓国Samsung El
Tesla is reportedly getting 'absolutely hard core' about more layoffs, according to Elon Musk
台湾TSMC のHPより 『報ステ』からのインタビュー依頼 2月9日付日本経済新聞が、台湾の受託生産会社(ファンドリー)大手のTSMCが茨城県つくば市に、約200億円を投じて、半導体の後工程の開発拠点をつくる方向で調整に入ったことを報じた。 同日の午後、この件に関して『報道ステーション』(テレビ朝日系)のニュースデスクを名乗る人物から、インタビューの依頼を受けた。メールのやり取りでは埒が明かなかったため、電話で、TSMCとはどのような半導体メーカーで、今回の後工程の開発拠点を日本につくることの意味などを説明したが、「後工程」ということが理解できないようだった。それどころか、「半導体」というものが、まったくわかっていない様子だった。 加えて、「TSMCが日本に拠点をつくったら、今問題になっているクルマ用の半導体不足が一気に解消されることになるんですよね?」などと言うので、それは次元が異なる別
マイクロプロセッサ・アーキテクチャであるMIPSの設計および開発を行ってきた企業のライセンスが、複雑な経緯をたどって中国企業に買収されたと報じられています。 Tech war chronicles: How a Silicon Valley chip pioneer landed in China - Reuters https://www.reuters.com/article/us-usa-china-tech-insight/tech-war-chronicles-how-a-silicon-valley-chip-pioneer-landed-in-china-idUSKBN25L15U MIPS Computer Systemsとは、Googleの親会社Alphabetの会長を務めるスタンフォード大学のジョン・ヘネシー教授が1984年に起業したチップアーキテクチャの開発メーカーで
研究者らが、Intel製のすべてのチップに影響を及ぼす新たな脆弱性「SPOILER」を発見した。SPOILERは、CPUのパフォーマンス向上を図る投機的実行の方法に起因するものだ。 2018年1月に発覚した「Spectre」や「Meltdown」と同様に、SPOILERを悪用する攻撃では、Intel製チップの投機的実行プロセスを使って機密情報を読み取ることが可能になる。 ただし、SPOILERは標的とするプロセッサの領域が異なる。「Memory Order Buffer」と呼ばれるこの領域は、メモリ動作を管理するのに使われ、キャッシュと緊密に連動する。 マサチューセッツ州のウースター工科大学とドイツ北部のリューベック大学の研究者らは、新たな論文「SPOILER: Speculative load hazards boost Rowhammer and cache attacks」(SPOI
はじめに 中山(順)です AWSさん、CPU作っちゃったみたいです。 New – EC2 Instances (A1) Powered by Arm-Based AWS Graviton Processors Introducing Amazon EC2 A1 Instances Powered By New Arm-based AWS Graviton Processors A1インスタンスの概要 ざっくりまとめると以下のような感じです。 ARMベースのプロセッサ"AWS Graviton Processors"を開発 Graviton Processorsを搭載したホスト上で稼働するのがA1インスタンス 実行するアプリケーションの言語によってはビルドし直す必要あり(スクリプト言語であれば不要) 現時点でサポートされるOSは、"Amazon Linux 2", "RHEL", "Ubun
研究チームはSpectreとMeltdownに関連する一連の攻撃について体形的に検証し、7件の脆弱性を新たに発見。Intel、AMD、ARMの大手3社のプロセッサについて影響を確認した。 IntelなどのCPUに発覚した「Spectre」「Meltdown」と呼ばれる脆弱性に関連して、新たに見つかった7件の脆弱性に関する学術論文が11月13日に発表された。 SpectreとMeltdownは、現代のCPUが性能向上のために実装している仕組みの「弱点」として浮上したもので、攻撃者が本来はアクセスできないはずの情報にアクセスできてしまう恐れがある。2018年1月に発覚して以来、関連する脆弱性が相次いで発見され、Intelなど業界の各社が対策パッチを公開して対応している。 研究チームは今回、SpectreとMeltdownに関連する一連の攻撃を「Transient Execution Attac
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