『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』などを手がけた映画監督/特技監督・樋口真嗣の映像イメージ・アイディアを書き溜めたスケッチが、書籍「樋口真嗣特撮野帳 ‐映像プラン・スケッチ-」(パイ インターナショナル)としてまとめられた。 サブタイトルどおり、本書には『シン・ゴジラ』『巨神兵東京に現わる』『西遊記』『シン・ウルトラマン』『進撃の巨人』2部作の5作品制作時に描かれた映像プラン・スケッチをふんだんに掲載。さらに本文はフルカラー640ページ、新書判変型というこれまでの特撮系書籍とは一線を画した装丁も大きな注目ポイントとなっている。 破格の一冊はいかにして生まれたのか、またそこに込められた思いは何か。著者である樋口監督と本書の編集を担当した木川明彦さん(ジェネット)にお話をうかがった。 ――これまでも樋口さんのスケッチ類は一部書籍に掲載されてしましたが、今回このような形でまとめられた経緯をお