Appleとサムスンが長きにわたり、デザイン特許をめぐって争ってきた訴訟で、両社は米国時間6月27日、カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所サンノゼ支部に対し、「本件に関して残存する提訴と反訴を取り下げ、和解することで合意した」と通知した。これを受け、同支部のLucy Koh判事は、すべての申し立てを棄却する命令に署名した。これにより両社は今後、同じ主張に基づく訴訟を新たに起こすことができなくなった。 なお、和解の条件は明らかにされていない。 Appleは米CNETに対し、同社が5月に出したコメントを再掲するかたちで、次のような見解を示した。 「われわれは、デザインの価値と、顧客に喜びをもたらす革新的な製品を作るために当社のチームが続けている絶え間ない努力を深く信奉している」 米CNETはサムスンにもコメントを求めたが、回答は得られなかった。 2012年に始まったAppleとサムスンの法廷
Appleとサムスンの訴訟で陪審員を務めたManuel Ilagan氏によると、この知的財産権侵害訴訟の審理を担当した9人の陪審員団は初日の審議を終えた後、サムスンがAppleに損害を与えたということで意見が一致したのが分かったという。 Ilagan氏は米国時間8月25日、米CNETの独占インタビューで、陪審員団は24日の評決に達する前に、何度か「白熱した」討論を行ったと述べた。また、審議の過程で性急に判断されたことは何もなく、陪審員団は証拠を慎重に検討したとしている。 「われわれは、提示された証拠に基づいて、Appleに有利な評決を下した。知的財産権の侵害があることは明白だった」(Ilagan氏) 非常に説得力のあった証拠をいくつか挙げるように求められたIlagan氏は、次のように答えた。 「複数あった。サムスンのデバイスに組み込むべきAppleの機能について、サムスン幹部陣の間でやりと
前の記事 iPhone 4からオメガまで:フェイクな高級品セット 「Samsung製品はコピー」を画像で例示:Apple 2011年4月20日 IT コメント: トラックバック (0) フィードIT Brian X. Chen 左側がiPhoneのパッケージ。右側はSamsung社のパッケージ 米Apple社は4月15日(米国時間)、韓国Samsung社がモバイル製品の『Galaxy』シリーズにおいて、Apple社の特許および商標を侵害しているとして訴訟を起こした(日本語版記事)。 Samsung社はこれに応じる形で発表した声明において、「われわれの知的財産権を守るために、適切な法的手段を通して積極的にこの訴訟に対応する」と述べた。 Apple社は声明において、「Samsung社の新しい製品が、ハードウェアの形状からユーザー・インターフェース、そしてパッケージに至るまで『iPhone』と『
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く