【ワシントン=望月洋嗣】米CNNが17日に発表した世論調査で、オバマ大統領が「再選に値しない」との回答が52%に上り、「再選に値する」の44%を上回った。支持率も49%で、前回調査と同様に5割を割った。オバマ氏は任期4年の1年目を終えたばかりだが、深刻な失業問題や景気低迷などを背景に、政権に対する市民の不満が浮き彫りになった形だ。 一方、社会の階級を「上流」「中流」「労働者」に分けた場合に、オバマ氏については45%が「上流」、42%が「中流」と回答。一方で、回答者自身の階級については44%が「中流」、52%が「労働者」と答えており、オバマ氏を「上の階級」とみなす回答者が多い。オバマ氏の政策を「上からの改革」として、不満を抱く有権者の意識も垣間見える結果となった。 11月に中間選挙を控える議会に対する視線も厳しい。「ほとんどの米議会議員は再選に値しない」とする回答が62%に上り、医療保険