山田 久美 科学技術ジャーナリスト 早稲田大学教育学部数学科出身。都市銀行システム開発部を経て現職。2005年3月、東京理科大学大学院修了(技術経営修士)。サイエンス&テクノロジー、技術経営関連の記事を中心に執筆活動を行っている。 この著者の記事を見る
大規模リコール(回収・無償修理)問題を契機に、手のひらを返したように、米国の各方面で広がるトヨタ批判。しかし、これを単なる「トヨタ叩き」と捉えるのは間違いだ、と米国を代表する自動車ジャーナリストのポール・アイゼンスタイン氏は語る。「トゥ・リトル、トゥ・レイト(不十分で遅すぎる)」。米国人が最も嫌う対応法をトヨタは取ってしまっていると指摘する。(文/ジャーナリスト、ポール・アイゼンスタイン Paul Eisenstein) 10年前、ファイアストン社製タイヤを装着したフォード「エクスプローラー」のリコール問題に関わった企業幹部は、匿名を条件に、筆者に「(トヨタは)時間をかけすぎた」と語った Photo(c)AP Images 企業の長期的なイメージや株価に与える影響の大きさという点で、トヨタ自動車が現在抱えている安全性の問題に比肩する例は容易に思い出せない。短期的であれ、かつての高い評判に深
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