集中治療室使用 患者増で困難に 県立南部医療センター・こども医療センター(大久保和明院長)が、新型インフルエンザ重症患者を小児集中治療室(PICU)で受け入れることで、子どもの緊急を要する心臓手術に対応できなくなる恐れがあることが24日、分かった。病院側によると現在、PICU6床のうち2床はインフル患者が使用中だが、インフル患者が4人以上になると、心臓手術後の重症患者を入れられなくなるという。県は民間病院などに新型インフル重症患者の受け入れ協力を要請する方針。 同日、県議会文教厚生委員会(赤嶺昇委員長)で、大久保院長が報告した。 県病院事業局によると、県内で小児と新生児の心臓手術を行っているのは同センターだけで、年間160件程度実施している。術後の患者は呼吸や循環器が不安定になるため、PICUで管理する必要がある。 一方、集中的な治療と院内感染防止のため、インフル重症患者もPICUで