19日の私のブログのワクチン接種や公的補助に反対する人たちの論の中の2について。 HPVには様々な型があり、中でも発がん性HPVは沢山あります。ワクチンは、その中の16型と18型の抗体を作って感染を阻止しようというものです。 ここで、「抗体」について勉強しておかなくてはなりませんね。たとえば、インフルエンザや風疹など、ワクチンがあるウィルスの感染症は、罹ると自然に抗体ができますので、もしかかってしまった人は、ワクチンを接種しなくてもいいのです。 しかし、このHPVは、子宮頚部の上皮のみに感染し、抗体をほとんど作りません。作らないか、作ってもとても弱くてウィルスの感染を阻止するほどの免疫が出来ないのです。ですから、癌や前がん状態の治療をしたとしても、そのことで新たな感染を阻止してはくれないのです。パートナーがそのウィルスを持っていると、その彼女にまた繰り返しウィルスが入ってきて、また感染し、