文化・芸能 尚家、横内家文書 11日から公開2009年5月9日 尚家文書原本(中央上)と11日から展示される複製本(下)=4月30日、那覇市役所 那覇市は11日から、県内で唯一国宝に指定されている尚家文書と、県の有形文化財に指定されている「神猫図」などが含まれる横内家文書の複製本を市歴史博物館で展示する。29日までの展示後、6月1日からは閲覧、コピーも可能になる。 尚家文書は1995年、96年に第22代尚家当主の尚裕氏から市に寄贈されたもので、琉球王朝の制度や外交に関する記録が記されている。 横内家文書は1885年―1913年まで県庁に勤め知事官房(公室長)などを歴任した横内扶(たすく)氏がまとめた資料を、孫の横内襄(じょう)氏が93年に市に寄贈した。 閲覧できるのは尚家文書で全1341点のうち、223点。横内家文書は149冊。ともにマイクロフィルムから製作した複製本の閲覧となる