8月1日から医療・介護保険制度の見直しで、一定の所得がある高齢者は月ごとの自己負担額の上限が引き上げられる。世代間の公平を図り、社会保障費を抑制するのが目的。受診やサービス利用の頻度が高い場合は家計に影響が出そうだ。 医療では、長期入院や高額治療で患者負担が重くなりすぎないよう一定額を超えた分を払い戻す「高額療養費」の仕組みで、70歳以上を対象に限度額を引き上げる。 年収370万円未満で住民税を課税されている人の場合、外来の上限額が月1万2000円から1万4000… この記事は有料記事です。 残り463文字(全文698文字)
高齢になれば避けられない病気や転倒などによる体の障害。できるだけ以前の生活に戻るためにはリハビリテーションが重要だが、入院期間の短縮化が進み、環境が整わないまま退院となるケースも多い。効果の高い時期にリハビリを開始できるかが課題となっている。【堀井恵里子】 「足首が柔らかいと階段でつまずきにくく、靴も履きやすいですよ」。東京都八王子市の山本寿長さん(73)の自宅で、介護保険の訪問リハビリに来た作業療法士(OT)が、タオルを使い足を伸ばすストレッチを指導した。 山本さんは昨年10月に脳内出血で入院し左の手足にまひが残った。同市の医療法人「永生会」の回復期リハビリ病棟から今年1月に退院した直後から、同会の訪問リハビリを受けている。まひ改善には日々手を動かすことがカギで、作業療法士はテーブルを拭くなどの生活動作を確認した。倒れた時には「一生車椅子」と言われたが、6月には台湾に旅行するほど回復は順
介護や福祉への思いを中心に日頃の思いを綴ってみました。表の掲示板とは一味違った切り口で、福祉や介護の現状や問題について熱く語っています!!表板は業界屈指の情報掲示板です。 僕はこれから関西国際空港に飛び、関空からリムジンバスに乗って、明日の講演場所である兵庫県尼崎市に向かうが、搭乗待ちしている新千歳空港内で憤っている。 あほか・・・という一言とともに、開いた口がふさがらないニュースがネット配信されているからである。 7/10(月) 12:06配信の読売新聞のニュースによると、介護現場の深刻な人手不足を補うため、厚生労働省は、介護の経験がない人を対象にした全国共通の『入門研修制度』を創設する方針を決めたそうである。 入門研修は、初任者研修と無資格者の間に位置づけられ、初任者研修(130時間)よりも短い30〜40時間程度を検討しているとのこと。研修内容は、介護保険の概要・着替えやトイレへの移動
2018年度の診療報酬・介護報酬の同時改定に向け、財務省などから報酬削減すべきサービスの一つと目されているのが生活援助を中心にサービスを提供する訪問介護だ。5日の社会保障審議会介護給付費分科会(分科会長=田中滋・慶大名誉教授)では、厚生労働省からも生活援助中心の訪問介護について、報酬削減を視野に入れた論点が示された。これに対し理解を示す委員もいたが、多くの委員は、「生活援助と身体介護は切り離して考えることはできない」などと異論を唱えた。【ただ正芳】 訪問介護は、訪問介護員らが利用者の自宅などを訪れ、介護や生活を維持する上で不可欠な家事を提供するサービス。介護報酬上の区分では、入浴や排せつ、食事などの身体介護を中心とするものと、調理や洗濯など生活援助を中心とするものなどの3類型に分けられている。 訪問介護の事業所数は約3万3000カ所、利用者数は約98万人(いずれも昨年4月審査分)となってい
埼玉県ふじみ野市の特別養護老人ホームに入所していた高齢女性が介護ミスで死亡した、などとして、遺族が近く、施設の運営法人に約4千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こす。遺族は「同様の事故を減らすため、裁判で原因や背景を明らかにしたい」としている。 亡くなったのは中野小夜子さん(当時86)。認知症を患い、2015年1月から特養「上野台の里」に入所。事故時は要介護度4で、座った状態を保つのも困難だった。原告となる中野さんの息子2人や代理人弁護士によると、事故は15年9月7日の夕飯時に起きた。中野さんは、食事を飲み込んだ後に吐き出す動作をくり返し、病院に救急搬送されたが、10月23日に死亡した。死因は食物が肺に入った場合に起きる「誤嚥(ごえん)性肺炎」と診断された。 施設側が県に出した事故報告書では、食事介助の際に上半身を起こすベッドの角度を過度に垂直に近づけたことや、食事を早く食べさせ過ぎ
「はーい、お口をあけてくださーい」と、利用者のたんを吸引する看護師。胃ろうや人工呼吸器など医療依存度の高い人も通う=川崎市のナーシングホーム岡上で 中重度者支える「看多機」 難しい人材確保 認知症や中重度の要介護高齢者が、住み慣れた地域で生活できる介護保険サービスとして注目されているのが「看護小規模多機能型居宅介護」。通称「看多機(かんたき)」だ。訪問看護だけでなく「通い」「泊まり」など複数のサービスを柔軟に組み合わせて使え、医療的なケアが必要な人にも対応できる。しかし看護師など人材確保が難しく、広がっていない。【細川貴代】 川崎市の住宅街にある民家風の看多機「ナーシングホーム岡上」。政夫さん(仮名、74歳)は個室のベッドに横になり、胃に穴を開けて管で栄養を送る「胃ろう」で昼食をとりながら読書していた。政夫さんの要介護度は最も重い「5」。脳梗塞(こうそく)の後遺症で半身にまひがあり、糖尿病
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