特殊詐欺事件の容疑者として逮捕され、約10カ月勾留された後、先月11日に大津地裁の無罪判決が確定した大阪市の男子大学生(22)が、毎日新聞の取材に応じた。男子大学生は「無罪になっても、逮捕される前のような生活に戻れるわけではない。今後、このようなことがないようにしてほしい」と訴えた。【諸隈美紗稀】 男子大学生は昨年7月、友人らと共謀し、他人の息子になりすまして高齢者から現金200万円をだまし取ったとして、県警に逮捕された。その後、同様の手口で計1500万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で3回にわたり再逮捕された。男子大学生は一貫して容疑を否認し続けた。 大津地裁での公判で検察側は、共犯とされた友人ら2人の証言から、男子大学生は「詐欺グループのリーダーと実行役を結ぶ『連絡役』だった」と主張。一方、弁護側は「2人の証言は信用性できない」と無罪を訴えた。判決は「友人らの証言は矛盾が多く、信用性に
東京地検特捜部は、ゴーン氏、ケリー氏の再逮捕事実での勾留の延長を、東京地裁に請求したが却下され、準抗告も棄却されて、両氏の再逮捕事実の勾留は、12月20日で終了し、両氏は、当初の逮捕勾留事実での「起訴後の勾留」だけとなった。 今日にも、弁護人が保釈請求し、ゴーン氏の保釈の可能性が高まったと見られていた矢先、衝撃のニュースが飛び込んできた。 特捜部が、ゴーン氏を特別背任で再々逮捕したというのだ。 再々逮捕容疑に関する疑問逮捕容疑は、 (1)ゴーン氏の資産管理会社と銀行の間の通貨のデリバティブ(金融派生商品)取引の契約で多額の損失が発生したため、2008年10月、契約の権利をゴーン氏の資産管理会社から日産に移し、約18億5千万円の評価損を負担する義務を日産に負わせた疑い (2)その際に信用保証に尽力した関係者が経営する会社に対し、2009年6月~2012年3月の4回、日産の子会社から計1470
日産自動車のカルロス・ゴーン前会長とグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所が、検察が求めた21日以降の勾留の延長を認めない決定をしたことが関係者への取材でわかりました。弁護士が保釈の請求をし、認められれば、ゴーン前会長らは近く拘置所から保釈される可能性が出てきました。特捜部の勾留延長の請求が認められないのは極めて異例です。 日産自動車の会長だったカルロス・ゴーン容疑者(64)は、昨年度までの直近3年間のみずからの報酬を有価証券報告書に42億円余り少なく記載していたとして、今月10日、代表取締役だったグレッグ・ケリー容疑者(62)とともに金融商品取引法違反の疑いで東京地検特捜部に再逮捕されました。 2人の勾留は20日までが期限で、特捜部は勾留の延長を求めましたが、東京地方裁判所が、21日以降の勾留の延長を認めない決定をしたことが、関係者への取材でわかりました。 検察はこれを不服
当直2士官に無罪判決=「回避義務ない」と判断−−イージス艦衝突事故・横浜地裁 当直2士官に無罪判決=「回避義務ない」と判断−−イージス艦衝突事故・横浜地裁 千葉県房総半島沖で2008年2月、海上自衛隊のイージス艦「あたご」と衝突した漁船「清徳丸」の父子が死亡した事故で、業務上過失致死と業務上過失往来危険の罪に問われた元あたご当直士官2人の判決公判が11日、横浜地裁であった。秋山敬裁判長は、検察側航跡図の信用性を否定した上で「あたごに回避義務はない」として、元水雷長の長岩友久(37)、元航海長の後瀉桂太郎(38)両被告に無罪(求刑禁錮2年)の判決を言い渡した。 公判は清徳丸の航跡をめぐり、検察と弁護側が鋭く対立したが、判決は「清徳丸は検察側主張の航跡通り航行していたとはいえない」などと指摘。地裁独自の清徳丸の位置、航跡を特定した上であたごの回避義務を否定し、長岩、後瀉両被告に注意義務違反は
鈴木宗男氏(新党大地代表) 朝日新聞1面トップに「検事、押収資料改ざんか 郵便不正事件 捜査の見立て通りに FDデータ書き換え」、34面、35面には「証拠の重み 軽視 捜査、判決でも批判」、「検察に都合いい日付 郵便不正 押収FD 検事、同僚に『改ざん』告白 弁解『遊んでいるうちに』」という見出し記事がある。 読者の皆さんには、検察の調書の取り方、やり方がこれだけデタラメであることを、よくわかってほしい。密室で強圧的に自白させたり、誘導したりして、調書は作られていく。 私に賄賂を持っていったとされたやまりんの山田哲社長は、調書を取られる時のやり取りを詳細に述べている。密室での検事の生々しい誘導がよく出ているので、是非ともご一読戴きたい。 1 私は、やまりん株式会社の代表取締役社長をしているものです。 2 やまりんとその関連企業各社が、平成10年8月4日に、鈴木宗男代議士側に内閣官房副長官の
郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で、大阪地検特捜部が証拠品として押収したフロッピーディスク(FD)が改ざんされた疑いがあることが朝日新聞の取材でわかった。取材を受けた地検側が事件の捜査現場を指揮した主任検事(43)から事情を聴いたところ、「誤って書き換えてしまった」と説明したという。しかし、検察関係者は取材に対し「主任検事が一部同僚に『捜査の見立てに合うようにデータを変えた』と話した」としている。検察当局は21日以降、本格調査に乗り出す。 朝日新聞が入手した特捜部の捜査報告書などによると、FDは昨年5月26日、厚生労働省元局長の村木厚子氏(54)=一審・無罪判決=の元部下の上村(かみむら)勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=の自宅から押収された。FD内には、実体のない障害者団体が郵便割引制度の適用を受けるため、上村被告が2004年6月に発行したとされる偽の証明書や
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