東京電力福島第1原発事故で全域避難となった福島県浪江町津島地区の住民らが、東電や国を訴えた控訴審。今年5月、裁判長らの現地訪問の際、東電の弁護団が原告個人の個別賠償額をマイクで読み上げるという非常識な行動があり、深く傷ついた原告らが11月、東電側に抗議文を出していたことが分かった。(片山夏子)
7月10日、IAEAのグロッシ事務局長がニュージーランドを訪れ、ニュージーランドではIAEAの報告書を全面的に信頼していると表明したとのニュースを見ました。 このニュースで目を引いたのは、次に訪れた「太平洋諸島フォーラム(PIF)」議長国のクック諸島でも、処理水の事は「Treated Water(処理水)」と、報告書の表記そのまま「処理水」として使用されている点です。 処理水関連では韓国のニュースも日々追っていますが、言葉の力というものは恐ろしいもので、処理水を「汚染水」と呼ぶ事により、安全上何も問題がないものに「汚染されたもの」という負のイメージを与え、それが国民に不安感を植え付け、やがて「風評」を生み出していくという過程が韓国の情勢を見ているとよく分かります。 そして一度植え付けられてしまったイメージは中々消す事が出来ず、いくら国際機関が「安全」だとか「影響は無視できる」と言っても、安
フレコンバッグ流出の現場で⑤ 昨年12月17日、福島県は東京五輪の聖火リレーが通る県内のルートを公表した。3日間で25市町村・計49・7キロを、260の個人・団体がつなぐ(今後公表予定の双葉町を除く)。安倍晋三首相(65)は1月20日、施政方針演説で「力強く復興しつつある被災地の姿を(中略)実感していただきたい。まさに『復興五輪』であります」と強調した。初日、聖火リレーは沿岸部にある東京電力福島第一原発事故の被災地を走る。 そこからはどんな景色が見えるのか。昨年12月中旬、避難区域が設定された12市町村のうち、双葉町を除く11市町村のルートを実際に歩いてみた。 3月26日、聖火リレーがスタートするのは、原発事故の収束や廃炉の作業拠点となり、昨年4月に全面再開したスポーツ施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)だ。第一原発から約20キロ。総工費約130億円の広大な競技施設は1997年、東電から
ロンドンブーツ1号2号の田村淳に、日刊スポーツのさまざまな分野の記者が話を聞く連載「ロンブー淳の崖っぷちタイトロープ」。今回は、まもなく5年が経とうとしている東日本大震災で発生した「福島第1原発」の事故とその後について考えました。 震災の後は毎年、石巻に行っていました。だんだんとがれきがなくなって整備されて、3年くらい見た後、町が動きだしたから、今度は違うところを見たいと思って福島に行ったんです。 原発は「大丈夫だ」って言うけど「大丈夫じゃないっぽいな」とボクは思っています。でも、自分の目で見ていないのに「大丈夫じゃない」とは言いたくなかったので、行きました。Jビレッジとか、国道6号線とか。国道から海の方へ向かって、東京電力福島第1原発と第2原発の間の岬にも行ってみた。枯れた草とかも当時のままで、線量計がずっとビービービービー鳴ってるんですけど、そんなことにも慣れちゃうんですよね…慣れちゃ
東京電力福島第1原発事故の健康影響を調べる福島県の調査で、事故当時18歳以下の子供の160人超に甲状腺がん患者(疑い例を含む)が確認されていることについて、約60カ国の研究者が参加する「国際環境疫学会」(事務局・米国)が、政府と県に詳しい調査や事故とがんの関係についての解明を求める書簡を送っていたことが分かった。がん発症のリスクが大きいと指摘する研究結果を挙げ、現状を「憂慮している」と述べている。(10面に特集) 書簡は1月22日、会長(当時)のフランシン・レイデン米ハーバード大教授(環境疫学)名で出された。書簡は、昨年10月に津田敏秀・岡山大教授(疫学)が同学会の学会誌に発表した「福島県の青少年の甲状腺がん患者発生率は全国平均の12〜50倍」とする論文を「従来の推定よりはるかにリスクが高いことを示唆する科学的証拠」と位置付けた。津田氏はこのデータから「被ばくの影響が大きい」と主張する。
奥山俊宏 @okuyamatoshi 福島第一原発1号機は2011年3月11日午後3時37分、全電源喪失に陥って間もなく「直流電源喪失」「非常用炉心冷却装置注水不能」に陥り、原子力災害対策特別措置法15条の「原子力緊急事態」となった。しかし、その後も1時間余、それらについて東電から国への報告はなかった。 2016-02-24 19:10:41 奥山俊宏 @okuyamatoshi 朝日新聞記者。『法と経済のジャーナル Asahi Judiciary』編集も。著書に『バブル経済事件の深層』、『内部告発の力』、『ルポ東京電力 原発危機1カ月』。 ご連絡はokuyama-t@protonmail.comに。発言は奥山個人の見解であって、朝日新聞社のそれではありません。RTやリンクは賛意を意味しません。 https://t.co/M5NHqxiSRR
日本人初の宇宙飛行士として、90年に旧ソ連(現ロシア)のソユーズ宇宙船に搭乗したジャーナリストの秋山豊寛さん(69)。その後、福島県旧滝根町(現田村市)に移住、有機農業に取り組んでいた。福島第1原発の事故を受けて、今、どこで、どんな思いで過ごしているのか? 訪ねてみた。【大槻英二】 ◇福島で農業15年、群馬へ/平和な老後、破壊された/経済成長に頼らぬ生き方を 「こっち、こっち」。待ち合わせ場所のバス停に、長靴をはいて現れた秋山さんは真っ黒に日焼けし、すっかり「農家のオジサン」になっていた。ここは福島県ならぬ群馬県藤岡市の鬼石(おにし)町。そのまま埼玉との県境を流れる神流(かんな)川のほとりにある田んぼに案内された。有機農業に取り組む知人から借りた6畝(せ)(約6アール)の水田。7月の初めに手植えをした。 「福島では5月20日前後に田植えをしていたけど、なかなか水温が上がらなくてね。ここは稲
福島県内の保護者らでつくる市民団体「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」(中手聖一代表)などは30日、東京電力福島第一原発事故の影響調査で、福島市内の6~16歳の男女10人の尿を検査した結果、全員から微量の放射性物質が検出されたと発表した。最大値は、放射性セシウム134が8歳女児の尿1リットル当たり1・13ベクレル、同137は7歳男児の同1・30ベクレル。 中手代表は「通常、子どもの尿に放射性物質は含まれておらず、原発事故の影響は間違いない」としている。尿は5月下旬に採取し、フランスの放射線測定機関が検査した。
私が前書いた記事を、影響力のある方が広めてくれたせいか、福島県知事が福島県民を騙しているという疑惑の目がだんだんと広がってきているようです。(3000以上、Twitterでリツイートされました。ありがとうございます) 私は個人的に、ずっと疑惑の目で見てきていました。「この人は県民を騙してるんじゃないか?」って。でも決定的なその証拠をつかむこともできず、やきもきしていました。ところが、物的証拠などが最近になって、徐々に少しずつ、明るみに出てきています。 今回は主に「カレイドスコープ」さんのブログが検証してくださっています。こちらのカレイドスコープさんは大変博学であり、原発だけでなく他の情報も多く掲載されています。私が過去に書いてきたサタニズムやイルミナティ、陰謀説についても多く触れられています。ブログ上部にメニューがあるので、そちらからご覧いただけます。今回の記事もカレイドスコープさんから引
放射性ストロンチウムを検出=原発30キロ外、福島6市町村−文科省 放射性ストロンチウムを検出=原発30キロ外、福島6市町村−文科省 福島第1原発の事故で、文部科学省は12日、福島県でサンプル調査をした結果、土壌と植物から放射性ストロンチウム89と90が検出されたと発表した。同省によると、事故をめぐりストロンチウムが検出されたのは初。 同省は3月16〜17日、第1原発の30キロ圏からやや外にある福島県浪江町の2カ所と飯舘村の1カ所で採取した土壌を分析。1キロ当たりストロンチウム89が最大260ベクレル、同90が最大32ベクレルだった。 大玉村、本宮市、小野町、西郷村で19日に採取された植物も分析。1キロ当たりストロンチウム89が最大61ベクレル、同90が最大5.9ベクレルだった。サンプルの植物は食用野菜ではないという。 ストロンチウムは、カルシウムと似た性質を持ち、人体に入ると骨に沈着
2011年05月31日 福島の高校生の絶望聞いて (95) カテゴリ:社会時評 喫茶店で久し振りに朝日新聞を読んだ。「声」欄に定時制高校教員(44歳)のこんな投稿が載っていた。全文を写す。 授業で原発のことに触れた。「3号機が不調のようだね」と言うと、4年の男子生徒が怒ったようにこう言った。「いっそのこと原発なんて全部爆発しちまえばいいんだ!」 内心ぎょっとしつつ、理由を聞いた。「だってさあ、先生、福島市ってこんなに放射能が高いのに避難区域にならないっていうのおかしいべした(でしょう)。これって、福島とか郡山を避難区域にしたら、新幹線を止めなくちゃなんねえ、高速を止めなくちゃなんねえって、要するに経済が回らなくなるから避難させねえってことだべ。つまり俺たちは経済活動の犠牲になって見殺しにされているってことべした。俺はこんな中途半端な状態は我慢できねえ。だったらもう一回ドカンとなっちまった方
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