漫画やアニメなど架空のキャラクターによる性描写を規制する東京都青少年健全育成条例の改正案。アニメ愛好家や作家から「不当な検閲だ」などと大ブーイングを浴びるなか、大手出版社の社長も抗議の声を上げた。角川書店の井上伸一郎社長が「都の姿勢に納得いかない」として、都主催のアニメの一大イベントへの不参加を表明、“全面対決”の姿勢を打ち出したのだ。 井上社長による抗議文が発表されたのはツイッター上。井上社長は自身のアカウント名で8日、来年3月に東京ビッグサイトで開催される「東京国際アニメフェア」への出展について、「角川書店は来年の東京アニメフェアへの出展を取りやめることにいたしました」と書き込んだ。 同フェアは、石原慎太郎都知事が委員長をつとめる「都とアニメ制作会社などでつくる実行委員会」が主催。角川書店も実行委員に加わっており、今年は244社が出展、約13万人が来場。主催者側、アニメファン、双方