【ニューヨーク=小谷野太郎】米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は18日、米国の長期債務格付け見通しを、「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げたと発表した。 格付けは最上級の「AAA」に据え置いた。S&Pによると、米国の格付け見通しを「ネガティブ」とするのは初めてという。 S&Pは、米国が巨額の財政赤字を抱え、今後も増加傾向が見込まれる中、「こうした課題の解決に向けた道筋が不透明」なことを理由に挙げている。 また、財政問題が浮上してから既に2年以上が経過しているにもかかわらず、「米政策当局が解決策の合意に至っておらず、今後2年間で、最上級の格付けを維持できないリスクがある」と指摘している。
新幹線が貨物列車と衝突しても乗員乗客が生存できること――。高速鉄道の安全基準づくりを進めている米国で、こんな案が検討されている。新幹線が基本的に専用の線路上を走る日本では想定されていない事故だけに、米国への新幹線輸出をめざすJR各社や鉄道メーカー、輸出を後押しする政府は困惑している。 国土交通省鉄道局によると、米連邦鉄道局が1月中旬までに、川崎重工業や日本車両製造など世界の主要鉄道メーカー9社に対し、13項目にわたる安全基準案を示した。 その内容は、停車中の貨物列車に時速32キロで衝突しても、新幹線の乗員乗客が生存できる▽18トンの鉄製コイルを積んだトラックに衝突しても、新幹線の運転士が生存できる▽重さ6キロの鉄球が運転席に衝突しても、車内まで貫通しない、などだ。 各メーカーは、米側に対応可能か、回答を求められている。JR東海は車体の強化について、対応可能と回答した。だが、同社幹部は
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