ジャストシステムと日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は2月16日、ジャストシステムがホームページ作成ソフト「ホームページ・ビルダー」のプログラム著作権と商標権を米IBMから取得したと発表した。 次期バージョンからジャストシステムが開発を行い、同社ブランドで販売する。現行バージョンの「14」は今年末まではIBMブランドで販売し、ユーザーサポートも日本IBMが行う。来年1月以降、ユーザーサポートはジャストシステムに移管する予定。 ジャストシステムは今後、ワープロソフト「一太郎」や日本語入力システム「ATOK」などで培ってきた開発力を生かし、ホームページ・ビルダーのユーザーにとって利便性の高い機能を強化し、市場の拡大を目指すとしている。 ジャストシステムはIBMと契約し、07年5月からホームページ・ビルダーを販売してきた。日本IBMとは「今後もユーザーへより高い価値を提供していくため連携していく
「ITを使ってもっと何かできないかと考えてきた人間からすると、IT業界の現状は『まだまだ』というより『何もない』。思うことのほんの一部しか実現されていない状態だ。こういうことをしたら世の中の人が喜ぶに違いない、というアイデアが湯水のように浮かんでくる」――ワープロソフト「一太郎」などを生み出したジャストシステムの創業者、浮川和宣氏は、新会社「MetaMoJi」(メタモジ)についてこのように思いを述べる。 MetaMoJiは浮川氏が2009年10月、妻でジャストシステムの共同創業者でもある浮川初子氏とともに設立した企業だ。ジャストシステムから財務情報用のXMLベースの言語「XBRL(eXtensible Business Reporting Language)」やオントロジーに関する技術を譲り受けており、これらを中核に、ソフトウェア開発のための新技術を開発する。社員数は1月時点で16人おり、
※1995年に発行された書籍「株式会社ジャストシステム 『一太郎』を生んだ戦略と文化」 (高橋範夫著:株式会社光栄発行)の内容を抜粋し、一部加筆・修正したものです。 浮川は2人兄妹の長男で、幼い頃から図面を描いたり、ものを作るのが好きだった。といっても、奇想天外な名案を連発するタイプではない。それより「何か問題で、それを解決するには、どうすればいいか」といった問題摘出が得意な、ものわかりのいい優等生だった。 浮川は高校卒業後、1年浪人して国立愛媛大学工学部「電気工学科」に入学した。父親の体が弱かったため、進学には経済的な面を考慮しなければならなかった。育英会の特別奨学制度を利用するつもりだったので、資格のなくなる2浪は許されない。背水の陣で、合格確実な地元の大学を選んだ。 もともと建築や機械の方が好きだったが、音楽好きだったことが、電気工学科を選ぶ動機になった。本当は音楽をやりたかったが、
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