インドではヒングと呼ばれ、和名は阿魏(あぎ)。英語ではジャイアント・フェネルとも呼ばれる。 セリ科の多年草で、イラン、アフガニスタン地方原産。高さが2メートルほどになり、黄色の花をつける。 根茎を切って出た樹液を固めてから粉状にしたものが、数千年前からインドでは薬または香辛料として使われてきた。 火を通す前は硫黄のような悪臭がするが、油で熱すると玉ねぎの味がのこる。密閉した容器に入れ、冷たく、乾燥した場所に保管する。 駆虫、喀痰の除去、通経剤に使われ、精油は阿魏油とよばれ去痰剤や香料に使われる。鎮静作用があり、鬱病や神経性の炎症、ヒステリーにきき、利尿の効果があり、消化を助けるという。 料理にハーブやスパイスとして使用すれば、腸内の管から発生するガスを減少させる。豆類との相性がよく、豆類の消化負荷を軽減させてくれる。強力な消化剤として使用するときはショウガやカルダモンと、岩塩と一緒にして服