中世の詩歌集「カルミナ・ブラーナ」について調べたことのまとめと、カール・オルフ作曲のカルミナ・ブラーナで用いられた全詩を含む対訳および訳注です(配列は歌集順で、オルフでの曲順とは異なります)。 カルミナ・ブラーナの概要 対訳と訳注(抜粋) 真面目編 S.I/CB.17. O Fortuna, velut luna S.LXXVII/CB.16. Fortune plango vulnera S.CLXXII/CB.191. Estuans interius S.CCIII/CB.16*. Primitus producatur Pilatus 愛の歌編 S.37/CB.62. Dum Diane vitrea S.43/CB.70. Estatis florigero tempore S.50/CB.77. Si linguis angelicis loquar et humanis S.
音があれば天国 音が好きです。楽器の音はもちろんそうなんですが、毎日の生活の音とか窓の外から聞こえてくる街の音とか。このブログは音や楽器にまつわる日々の出来事について、世界楽器てみる屋の主人すだれが綴っています。 ホーム | プロフィール | 世界楽器てみる屋 『Douce Dame Jolie(優しい美しい貴婦人)』は14世紀フランスの古い曲です。 高嶺の花に恋い焦がれる片思いの歌です。電子バグパイプで演奏しました。 電子バグパイプについて 電子バグパイプというのはつまり、バグパイプの形をしたシンセサイザです。 革バッグの中には空気の代わりに電子回路が詰まっていて、キーボードと同じようにラインケーブルを差して、アンプ・スピーカに繋いで鳴らします。「電子バグパイプ」というと、すぐに欠点として「音がショボい、作り物っぽい」ということが指摘されますが。でもその代わり、本物のバグパイプにはないた
聖母マリア頌歌集 聴き比べ 13世紀のスペイン、レコンキスタのただ中に王位にあった賢王(エル・サビオ)と呼ばれるアルフォンソ10世が編纂した400曲あまりからなる、中世のマリア信仰による民衆宗教歌の数々。 当時、抒情詩に適するとされた中世ガリシア語で書かれている。 ガリシア語は殆どポルトガル語に近く、巡礼の本拠地であるサンチャゴ・デ・コンポステーラやビゴ、ラ・コルーニャなどでは今も話されている。 レコンキスタでセビージャをイスラム教徒から奪還したのが彼の父親が王位にあったときということからも分かるように、当時スペインの南はアラブ文化圏だった。 そこで、アラブとカトリックの文化融合が起こっていたはずであるということから、アラブ色を含めた演奏が増えている。 このような昔の曲は解釈がいくらでも出来るので、CDによる演奏もヴァラエティに富んでいる。 カンティガ・リンク 聖母マリアのカン
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