パーニニ(IAST: Pāṇini, デーヴァナーガリー: पाणिनि; "パーニの子孫"の意)は、紀元前4世紀頃のインドの文法学者である。ガンダーラ(現在のパキスタン)出身。 パーニニはサンスクリット文法学者であり、ヴェーダの補助学(ヴェーダーンガ)のひとつとして生まれた文法学(ヴィヤーカラナ)の体系を確立した。パーニニはアシュターディヤーイー(अष्टाध्यायी、「八つの章」の意。『パーニニ文典』とも呼ぶ)として知られる文法体系の中でサンスクリットの形態論を3959個の規則にまとめたことで名高い。 アシュターディヤーイーは母音子音の文字表から語根からの語幹の派生法や複合語の分類及び品詞の活用などについて略記号を用いて古典サンスクリット語文法について詳解している。アシュターディヤーイーはサンスクリット文法についての最古のもののひとつとされているが、パーニニ自身はさらに古い3つの書(