2011年10月3日月曜日 次々と起きているデモ・暴動の果てには何が待っているのか 2011年に入ってから、世界中で政府に対してのデモが頻発するようになっている。デモの正体は国民と政府の対立である。だとすれば、現在、多くの国の政府が「行き詰まっている」という解釈ができる。 今まで、グローバル経済のあらゆる歪(ひず)みを放置していたり、先延ばしにしてきたツケがいよいよ回ってきた。そのような見方もできるかもしれない。 次々と沸き上がっていくデモ ことの起こりは2011年1月に、北アフリカのチュニジアで起きた小さな事件が発端だった。ひとりの青年が生活苦の中で野菜を売っていたが、それを女性警官に咎められて自殺した。 自殺した青年と同じ境遇にあった青年たちがそれを知って抗議デモを起こし、やがて物価上昇で生活に支障をきたしている国民すべてが支持するデモとなり、最後は政府転覆暴動と化してベンアリ独