辞任した柔道日本女子代表の園田隆二監督=1月31日、東京都文京区の講道館(矢島康弘撮影)(写真:産経新聞) ロンドン五輪の柔道日本女子代表ら15選手が指導陣による暴力やパワーハラスメントを告発した問題で、辞任した園田隆二前監督に代わって指揮を執る田辺勝監督代行と女性コーチ2人が辞意を固めたことが3日、複数の関係者の話で分かった。今週中にも全日本柔道連盟(全柔連)に辞任届を提出するとみられる。15選手の告発は、女子代表の指導陣不在という前代未聞の事態に発展し、混乱の様相が深まってきた。 【フォト】 大揺れ女子柔道、なぜ男子監督ばかりなのか? 辞意を固めたのは田辺監督代行のほか、貝山仁美と薪谷翠の両コーチ。3人は今回の告発により、全柔連から1月19日に園田前監督らと同じく戒告処分を受けていた。 関係者によると、園田前監督や吉村和郎前強化担当理事らが辞任した際、全柔連執行部が女子強化選手の