保管用のケースの中にあった土器などの発掘物が焼けた=29日午前9時40分、大阪府八尾市神武町土器片などが入っていた約2千個の保管ケースが焼けた=29日午前10時、大阪府八尾市神武町 29日午前3時ごろ、大阪府八尾市神武町の近畿道の高架下から出火、同市教委が管理する土器片などの発掘物が入ったプラスチックケース約2千個が燃えた。平野署は、放火の可能性もあるとみて調べている。 市教委文化財課によると、現場は市内で発掘された縄文から江戸時代の土器や瓦などの破片を置く保管所。フェンスに囲まれた約170平方メートルの場所にケース(縦約40センチ、横約60センチ、高さ約20センチ)約6千個が積み重ねてあった。いずれもすでに調査を終えた発掘物で、学術的に重要なものは含まれていないという。 署によると、火は約1時間20分後に消し止められ、けが人や家屋への延焼はなかったという。 最新トップニュース