ヨーロッパ経済と聞くと、「ああ、あそこはムチャクチャになっている。当分、復活できないだろう」という認識を多くの投資家が持っています。 そういう色眼鏡で世の中を見るから最近のデータに示されているポジティブな変化を見落としてしまうのです。 投資というものは皆が心配していることを自分も一緒になって心配してもそれで他人を出し抜くことはできません。 将棋やチェスで言うところの次の一手について考えないとダメなのです。 ギリシャ問題が最初に発覚したのは2009年の暮です。今は2012年ですから、あれからかれこれ足かけ3年が経とうとしているのです。普通、どんなに景気が酷い状況であっても3年くらい悪い状態が続くとそろそろ次の展開を考えるべき時期なのです。 2012年という年はヨーロッパの崩壊を論じるべき年ではなく、ヨーロッパが若し復活してしまったら、どうなる?という事を考えないといけないのです。 そこで今日