東南アジアにキノボリウオという魚がいる。 魚のくせに木に登る? そんなことがあり得るのか。 いやいや、世の中には本当に水上を飛んじゃうトビウオや、水鉄砲を撃つテッポウウオ、眼が四つあるヨツメウオなんていう名が実態を表しているヘンな魚たちが実在している。 …なら、ひょっとしたらひょっとするのでは。 事の真偽を確かめるべく、我々はタイ王国へ飛んだ。 ※この記事は、生物採集の専門サイト「Monsters Pro Shop 」の記事を一般向けにリライトしたものです。
イラスト 小幡彩貴 タイには「カイ・ルーク・クイ」という、世界的にもひじょうに珍妙な卵料理がある。 珍妙の理由は二つあるが、まずはその調理法。これは「ゆでタマゴを揚げた料理」なのだ。タマゴをゆでた後に揚げるなんて普通は誰もしない。まずそこからしてヘンなわけだが、これは屋台料理でもなければ家庭料理でもない。かといって普通のレストランや食堂のメニューにもない。宴会料理の一つだという。 一度、知り合いのタイ人シェフに作り方を見せてもらって納得した。けっこう手がかかっているのだ。 この料理の陰の主役はソース。強い酸味をもつタマリンドの熟した果実をお湯で溶かし、それにふんわり甘いココナツシュガーを混ぜる。さらに市販のフライドレッドオニオン、ナンプラーを加え、スプーンでずっとかき混ぜながら五分ぐらいかけて煮詰める。 次は主役のタマゴ。こちらはシンプル。鍋にたっぷりの油を強火にかけ、そこに殻をむいたゆで
天皇、皇后両陛下が28日からベトナムを訪れた後、3月5日にタイに立ち寄り、昨年10月に死去したプミポン前国王の弔問をする。天皇陛下はおよそ半世紀前、タイの食糧難を救おうと、前国王にティラピアの養殖を勧めた。その養殖が広がり、ティラピアはタイで最も愛される大衆魚となり、両国の「友好の証し」にもなっている。 甘辛いタレや香草で バンコク有数の食品市場クロントイ。魚売り場は午後も客足が絶えない。「プラーニン(黒い魚)」と呼ばれる黒光りしたティラピアが店頭の半分以上を占める。1キロ近い大物は1匹60バーツ(約200円)。女性店主のドントゥリーさん(45)は「半日で500キロ売れる。休む時間がないよ」と笑った。 ティラピアは、魚食が盛んなタイで最も消費が多い淡水魚だ。定番は甘辛いタレや香草で味付けした姿揚げ。水産局によると、2014年の出荷量は約19万トンで20年前の約3倍となり、出荷額は年34億円
タイに行く機会があった。 寿司好きとしてはタイの寿司がどのようなものかチェックせねば、とお寿司屋さんを調べていたところ、なんと屋台でも寿司が並ぶという。 屋台で寿司…危険じゃないのか? でもすごく気になる。 というわけで、普通の寿司屋で出される寿司と屋台の寿司、ついでにスーパーで売られている寿司を食べ比べることにした。 これがもう、全く違って驚きましたよ。
タイのバンコクで撮影された、同国の国旗の赤、白、青色のしま模様のシャムトウギョ(2016年11月9日撮影)。(c)AFP/Chuchat LEKDEANGYU 【11月18日 AFP】タイで、同国の国旗のような赤、白、青色のしま模様の魚が、ネットオークションで5万3500バーツ(約16万6000円)で落札された。 この魚は、タイ原産で「ベタ」としても知られるシャムトウギョ(闘魚)で、その鮮やかな色柄が特徴の一つとされている。普段は同国内で5ドル(約550円)ほどの値段で売買されているが、今回落札した男性(44)は、きらめく、愛国的な色柄のこのシャムトウギョを一目見て、入札合戦から降りられなくなってしまったという。 フリーランスの写真家で魚の愛好家でもあるこの男性は、落札した魚について「これまでにも国旗に似た色柄のシャムトウギョはいたが、これほどはっきりとした色の個体はいなかった」と語ってい
その状況に対し、タイ人客はサイトに掲載されている和室の写真と異なる部屋だとフロントに問い合わせたが、ホテル側は「予約された部屋は格安のシェアルームです。今回は特別にパーティションを立てさせていただいております。」とのこと。予約時のブッキングバウチャー(Booking Voucher)を見せても「シェアルームなので仕方がない。通常の部屋にするには一人当たり3000円/泊が必要です。」との答えだった。 その後、タイ人客は親戚の日本人(姉の旦那)にも連絡をとり、再度ホテルへ日本語で問い合わせたが、対応不可。アゴダ(Japan)に問い合わせても同じく対応不可能とのこと。最終的にアゴダ(THAILAND)に問い合わせてサイト運営側(日本)の写真掲載ミスだという事が発覚。グループ会社であるブッキングドットコムが負担し、本来予約した客室に案内した。 タイ人が呆れた日本の報道番組 今回の騒動について、日本
この記事のタグ: タイ / ミズオオトカゲ / 爬虫類 今月20日、バンコク中心部に位置するルンピニー公園で、園内で過剰に繁殖したミズオオトカゲ(Varanus salvator)の捕獲作業が行われた。 ミズオオトカゲは東南アジア各地に広く分布するオオトカゲ科の爬虫類。 様々な環境に適応することができるため、バンコクをはじめ都市部でも多く見られる。いわば野良犬、野良猫のような生物である。 バンコク市内、市街地の水路で日光浴中の個体。 観光地としても知られるルンピニ公園は敷地内に豊かな緑と人工池を湛え、特にミズオオトカゲの生息に適した環境となっている。 園内での殺生および採集活動は基本的に禁じられているため本種が盛んに繁殖、400匹ほどにまで個体数を増やしていたという。 ワニを思わせる恐ろし気な姿だが、こちらから手出しをしない限りは無害な生物で、ルンピニー公園の名物として市民に親しまれていた
follow us Facebook / Twitter 数年前から、ちょくちょく私のFacabookのタイムラインに顔を出すようになったパクチーが、最近やけに目につく。カルディに行けば「パクチーラーメン」、「パクチースナック」、「パクチーカレー」などという珍商品が並び、ヴィレヴァン※1に行けばパクチーコーナーが独自のスタイルで展開され、パクチー栽培キットまで売られている。渋谷を歩けば駅構内の円柱一面に「パクチニスト必携の一冊!」というパクチーレシピブックの広告が目に飛び込んでくるし、東急フードショーでは「やみつき!パクチーフェア(※8/31で終了)」まで開催していた。今の世の中、どうしてこんなにパクチーが求められているのだろうか。そもそも、現地ではどんなポジションなのだろう? 日本、とりわけ東京で人気絶頂のパクチーの正体に迫るべく、タイ人女性2人を恵比寿のパクチー料理専門店『ビストロ パ
半澤 聖也 宮城県生まれ フィッシングカレッジ卒業後、魚類調査会社へ所属。約三年に渡り、東北各地の水辺でフィールドワークを重ねる。東日本大震災を機に、メインフィールドを海外へ移し、タイランドで観光客のガイドや釣り雑誌のカメラマンとして活動。 現在はMonsters Pro Shopの運営と、釣り番組の制作営業に携わる。 僕は数年前までタイランドに住んでいた。 現地で刊行されている釣り雑誌の編集に携わっていたのだ。 毎週金曜日、僕は釣り堀が併設されたレストランで夕食をとる。すると、仕事を終えた釣り仲間たちが続々と集まってくる。夜遅くまで釣り談義に熱中して、そのまま車に乗り合ってタイランド各地に釣りに出かけるのだ。毎週末の恒例行事である。 運転を代わる代わるバンコクから7時間ほど走り、ミャンマー国境付近にある釣りの名所「カオレムダム」へたどり着いた。 これからの二日間は、ダムに浮かぶ水上家屋が
この記事のタグ: タイ / トッケイ 6月22日、タイランドはラヨーン県の日系企業倉庫内で爬虫類の卵が大量に産み付けられたダンボール箱が見つかった。 箱の側面に張り付いた卵の殻は100個以上とも言われ、日本人従業員はもちろん、現地人も驚きの声を上げている。 殻の大きさや形状から、この卵の産みの親は「トッケイ(Gekko gecko)」という大型のヤモリであると見られている。バンコクで捕獲されたトッケイ(トッケイヤモリとも)。トッケイという名は独特の鳴き声が「トッケイ(tokay)!」と聞こえることに由来。東南アジアに広く分布する。 トッケイは普通、一度に2,3個の卵しか産まないため、同一あるいは複数の個体がこの場所で繰り返し産卵を行ったものと考えられる。 トッケイは飼い猫のように特定の排泄場所を決めるなど、几帳面な性質と習性を持つ。 ボール箱の裏を「保育園」と決め込んだのもこの習性ゆえか、
タイガー・テンプルの強制捜査で発見された、瓶詰めにされた子トラの死骸。(Photograph by Molly Ferrill) 疑惑のトラ観光寺院「タイガー・テンプル」から、トラが姿を消そうとしている。 タイ・バンコクから北西へ3時間の距離にあるこの寺院では、15年前から動物虐待と違法取引を指摘する声が上がっていたが、5月30日、タイ当局はついに強制捜査に着手、寺院にいる計137頭のトラの移送を進めている。 タイガー・テンプルは、トラと触れ合える施設として世界的に有名になった。ここを訪れた観光客は、トラに餌をやり、水浴びをさせ、紐をつけて散歩をさせて、その様子を写真に収めることができた。同寺院はこの事業により、年間およそ300万ドル(およそ3.2億円)の収入を得ていたとみられる。 しかし保護団体や同寺院の元職員は以前から、トラが不自由な囲いに閉じ込められ、十分な餌をもらえずに虐待されてい
» 【世界を救う発明】バイクで走るだけで蚊が全滅!? タイの蚊を駆除する「人類最強装置」がスゲーぞー! 特集 世界で最も人を殺している動物だと言われ、疎まれている蚊。現在では、中南米を中心に蚊を介してジカ熱が流行し、多くの人が感染している。対策の一環として蚊帳(かや)が配布されたり、ボウフラを食べるグッピーが放流されたりしているようだが、敵はあまりに小さく強い。 しかしこの度、蚊から世界を救うスゴい装置が開発されたという。なんとバイクに乗って走るだけで、町中の蚊が退治出来るというのだ! その詳細動画についてお伝えしたい!! ・タイにはたくさんの蚊とバイクが存在している! 「蚊によって、毎年72万5000人が命を落としています」。そんな一文からスタートする動画『Saving Lives One Ride At A Time – Duang Prateep Foundation 2016』。舞
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