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池袋をはじめ、東京23区北西部を中心に出店する、青い看板の中華料理店「福しん」。手もみラーメンや福しんサワーなど、看板メニューも愛され続け、今年で創業60年。そんな東京ローカルチェーンの福しんを、ライターの辰井裕紀が取材しました。 今、ひそかにその魅力に陽が当たりつつある「東京ローカルチェーン」。 そんな中でまだまだ知られていない、とっておきの存在が「福しん」だ。 東京23区北西部などの庶民的なエリアで僕らを待ち構える、ちょっと珍しい「青い看板の中華料理店」。 創業1964年で今年が60周年となる。 店内はUの字型のカウンターがメイン。だから一人でスッと入りやすいし、奥にテーブル席がいくつか構えられ、グループでの飲食も可能だ。 メニューの一番左上に位置し、基本となる手もみ(醤油)ラーメンは、値上げラッシュの2024年において、450円という価格をキープする。 (2024年1月5日現在のメニ
著: 玉置 標本 「365日野草生活」を掲げているのんさんは、ちょっとしたきっかけからどこにでも生えている野草の魅力に目覚めて、観察する時間がもっと欲しくなり、思い切って会社員を辞めて野草で食べていくと決意したそうだ。 そこまで野草にハマっていったいきさつ、野草観察のポイント、そして好きなものを趣味から生きる糧へと変えていった貴重な経験談を伺った。 きっかけはペットのウサギが食べられる野草探しだった 野草愛好家としてテレビやラジオなどに多数出演しているのんさんだが、意外にも野草を好きになった時期は、かなりの遅咲きだった。 のんさん(以下、のん):「生まれたのは青森です。父が転勤族だったので、五歳くらいで山形へ引っ越して、中学校からは横浜、大学時代は東京。社会人になってからは多摩川の近くに住んでいます」 ――野草好きだけに、山形に住んでいた頃は野山を駆け回るタイプだったのですか。 のん:「そ
※本記事は2019年取材時点の情報になります。メニューや価格など変化している可能性がございます。 友達と大阪駅周辺、梅田エリアで飲むことになった時、実は結構困る。駅前の大型ショッピング施設の飲食店ではちょっと物足りないし、東梅田~北新地あたりは私にとってはちょっと価格帯が高めに思えたり、ちょうどいい場所が見つけられないのだ。 東京にお住まいの方であれば「もし東京駅周辺で飲むことになったら……」と考えていただくと、ちょっと悩む気持ちがわかっていただけるかもしれない。もちろん梅田にも東京駅辺りにも探せばいいお店がたくさんあるのはわかるのだが、ふらっと寄って楽しく飲めるという選択肢が自分にはそれほど多くない。 だが待てよ。梅田で電車を乗り換える時にいつも通りかかる「新梅田食道街」って、あそこ結構賑やかそうで色んなお店あるよな……。とふと思った。 多ジャンルの飲食店が集まるグルメ迷路 「新梅田食道
看板メニューのロールキャベツシチューとともに、新宿の地で60年営業を続ける洋食店「アカシア」。3代目店主・鈴木祥祐(すずき しょうすけ)さんに、歴史あるお店だからこその接客や経営の考え方について、話を伺いました。 一度ならず、何度も足を運んでくれる「おなじみ」のお客さんは、飲食店にとって心強い存在です。多くの常連客の心をつかむお店は、どのような工夫をしているのでしょうか。 「アカシア」は1963年に創業以来、新宿を行き交う老若男女のお腹を満たしてきた洋食店です。看板メニューの「ロールキャベツシチュー」は、新鮮なキャベツで牛豚の合挽き肉を包み、チキンスープでじっくり煮込んでから、そのスープを自家製のルーでシチューにした逸品。同じ日の昼夜で2回食べに来るお客さんもいるほど、多くの人の胃袋をつかんでいます。 今回は、店舗の経営を担当している、鈴木祥祐さんにインタビュー。長く愛されるお店を続けてい
(写真提供:樋口直哉)※以下、全ての写真とイラストは樋口さんに提供いただいております。 夏になると毎年「そうめん使い切り」などのレシピ記事が次々と公開されますが、その前に皆さん、そうめんに関して思うことがありませんか? 「なぜスーパーには複数のそうめんが陳列されているのか?」 という問題です。 確かにそうめんに需要があることは分かるのですが、スーパーに並んでいる商品数が多くて、選ぶのが難しい……と思うわけです。 値段とパッケージを凝視しながら、「一体何が違うの?」と悩んでしまうことを料理研究家の樋口さんに相談したところ、そうめんの選び方を解説していただけることに。 (樋口さんいわく、そうめんの選び方で味わいは全く別の物になるんだとか) ▲料理研究家の樋口直哉さん 前置きが長くなりましたが、今回は料理研究家の樋口直哉さんに「そうめんの選び方や理想的な調理方法」について伺っていきます! そうめ
ソフトめん。 横浜で生まれ育った45歳の筆者にとっては、給食でなじみのある食べ物。 幼い頃から麺好きだった私は、月に数回あったソフトめんがメニューに入る日が来ると、小躍りしたものだ。 小学校を卒業するとソフトめんを食べる機会はなくなり(横浜市は中学校給食がない)、社会の荒波にもまれるようになってからは、その存在すら忘れつつあった。 うどんでもなければ中華麺でもなく、パスタでもない、あの独特な食感と風味。 袋のまま皿にのせて提供され、開封するとほのかな温もりと小麦粉の香りを放つ。 他の麺類と同じ小麦粉を用いているのだと思うが、一線を画した食感、味わい。 原材料が違うのか、製法自体が違うのか。 そもそも「ソフトめん」とはいったい何なのか。 ソフトめんの製麺所を取材してみたい。 ソフトめんの製麺所はどこにあるのか? 早速横浜近郊でソフトめんを製造する製麺所を調べたが、なかなか見つからない。 近年
チェーン店の「店名を名乗るメニュー」。その多くは店のプライドが込められた、とっておきのメニューだ。 店のスタンダードだったり、デラックスだったり、ひとつの「決定版」的なメニューたちに他ならない。 迷ったときも「店名がついているメニューなら間違いない」と、しばしば客からは信頼の証のようにも扱われる。 この「店名を冠しているメニュー」。いったいどんな思いと工夫が込められているのか? 担当者にお聞きし、個々のメニューに舌鼓を打ったら、その営業努力や味の神髄が見えてきた。 【1店目】名代 富士そば 筆者・辰井も通算200食くらいはお世話になっている、東京ローカルチェーンの筆頭格「名代 富士そば」。 ダイタンフード株式会社の開発企画広報、入社25年の博識・工藤寛顕さんに話を伺おう。 表示価格は5月の取材時点のもの(撮影のためマスクを外しています) 「特撰富士そば」と「肉富士そば」 まず「特撰富士そば
僕らが愛する即席めんには、「地区限定商品」なるものが全国各地にある。 地域の嗜好やエリア展開の都合により、限られた地域で提供される商品だ。たとえば1980年前後はチキンラーメン(日清食品)ですら、西日本限定商品に近い存在だったという。 その中でも、ソウルフードとして愛される地区限定商品を多数もつのが東洋水産だ。ラインナップは、 やきそば弁当 焼そばバゴォーン 激めん ワンタンメン ダブルラーメン などなど。地元民が愛し、旅先で見かければとびっきりうれしくなるような、キラ星のローカルスターめんを生みだしてきた。 東北・信越限定の「焼そばバゴォーン」と、北海道限定の「やきそば弁当」 しかし、そもそもなぜこんなに地区限定商品を販売しているのか? 赤いきつね・緑のたぬきの全国的ベストセラーをもつ東洋水産にとって、手広く全国の味も同時にカバーするメリットとは何だろう。 ローカル即席めんが生まれた背景
大手町に謎の新店がオープンしたらしい 最近、インド周辺諸国好き・東南アジア好き界隈の友人たちがこぞって詣でている新店が大手町にできました。その店の名は「ゼロツーナシカンダールトーキョー」。料理の内容も、単語の区切り方もわからない店名ですが、ただごとではないっぽい雰囲気だけは伝わってきます。 これは早速食べてみなくてはと店の最寄りである大手町駅を降りると、さすがは日本経済の中心地だけあって立派なビルが立ち並ぶエリア。こんなところにどんな店ができたんだろうと住所の場所へと近づくと、なにやら緑に赤に黄色という季節外れのクリスマスセールかと見間違うド派手なカラーリングの一角がありました。 商業ビルの一角が怪しく輝いています。 ここは本当に大手町なのでしょうか。 間違いなく「ゼロツーナシカンダールトーキョー」のようです。 なかなか入る勇気がでなくて外から様子をうかがっています。ネオン管がかっこいい。
こんにちは。ライターの斎藤充博です。好きなマンガ雑誌はモーニングです。 みなさん『定額制夫の「こづかい万歳」 ~月額2万千円の金欠ライフ』はご存じでしょうか(以下、『こづかい万歳』)。 『こづかい万歳』は「こづかい制度」でがんばっている人たちの生活ぶりをレポートしている人気マンガ。僕も読んでいるのですが、この中に強烈なインパクトを残すキャラクターが存在します。 それは作者である吉本浩二先生の「奥様」です。 吉本家のこづかい制度の番人として、吉本先生を容赦なく断罪したり、「トップバリュの『CHU-HI STRONG レモン』の水割り」(缶チューハイをさらに水で割る)という独自の飲酒スタイルを持っていたりと、目が離せない。さまざまなキャラが登場する『こづかい万歳』の中でもっとも魅力的なキャラクターといえるでしょう。 そして何よりも、奥様はラーメンチェーン「日高屋」への愛がすごいんです。 日高屋
ファミリーマートが掟破りの逆「煽りパワポ」! いつもはプロレスラーになる前の思い出のごはんや、若手時代の道場や寮での賄い、先輩におごってもらったご馳走の話などを選手にうかがっている「レスラーめし」シリーズ。 今回はあのスーパー・ササダンゴ・マシン選手が大好きなメニューとそれにまつわるエピソードを掘り下げる特別編。スーパー・ササダンゴ・マシン選手がやってきたのは……ファミリーマート本社! 本題に入る前にスーパー・ササダンゴ・マシン選手の紹介をしておきましょう。 DDTを主戦場に活躍するプロレスラーと実家である坂井精機株式会社の代表取締役社長、さらに松竹芸能のタレントという顔を持つ、唯一無二の「クリエイティブレスラー」です。 その必殺技「煽りパワポ」はプロレス会場だけでなく、TVやイベントなど数々の場所で炸裂してきました。 www.youtube.com ▲必殺技「煽りパワポ」はこちら また選
スーパーのパック寿司や、コンビニでの大人買いが自分へのご褒美という川尻こだまさんの怠惰な日常を描いたマンガ『川尻こだまのただれた生活』。11月にはフルカラー、描き下ろしコラムを追加した『あたしゃ川尻こだまだよ』が発売され、2022年1月からはテレビアニメの放映も開始します。人生初めての健康診断や、大好きなスーパーいなげやの魅力について、川尻さんにお聞きしました。(全2回の2回目。1回目を読む) 書籍版はリアル写真も掲載したフルカラー ──すでにKindleで無料のまとめ本を公開されていますが、11月に発売される書籍はどのような違いがあるのですか? 川尻こだま(以下、川尻) 書籍版はなんとフルカラーで、食投稿のリアル写真も掲載しました。Twitterで投稿した料理を真似してつくってくださる方が多いので、「こだまがいつもつくっているのはこれだよ~」というのを見ていただきたかったのと、せっかくお
いまから30年前、伝説的なグルメマンガがあった。 『OH!MYコンブ』である。 ©かみやたかひろ・秋元康/講談社 月刊誌「コミックボンボン」で連載していたこの作品、作画はかみやたかひろ、そして企画・監修は秋元康が手掛けた。 料理好きの少年・なべやきコンブが毎回、子ども向けの駄菓子やおやつを使って「リトルグルメ」なる奇抜なメニューを作り出すというストーリーに、全子供が夢中になった。 ©かみやたかひろ・秋元康/講談社 「ハイぬ~ぼ~キャラメル」「五目ヌードルずし」「チョコボールホットミルク」「おっとっとごはん」「バナナキャラメルパン」「チョコフレーク納豆」……。 どれも魅力的なメニュー名。 当時は誰もが一度は真似をして、想定外の美味しさに感動したり、あるいはやや微妙な表情になったりしたものだ。 そんな名作に今年大きな動きがあった。 ©かみやたかひろ・秋元康/講談社 なんと、突然の復活。 しかも
※当記事は、検温や殺菌消毒・換気など可能な限りの感染防止対策を行った上で取材しています。 「黒のカリスマ」蝶野正洋さんのめし話 nWo JAPANやTEAM2000などを筆頭に、レスラーとして新しいヒール像を生み出し、プロレス界を変えた蝶野正洋さん。 1984年に新日本プロレスに入門、同期は橋本真也・武藤敬司らのちの「闘魂三銃士」。 その名を一躍有名にしたのはルー・テーズ仕込みの必殺技STF、そして始まったばかりの夏の大一番、G1 CLIMAX第1回・第2回大会連覇という快挙。 さらに94年のG1 CLIMAXで3度目の優勝を果たすと、それまでの白ベースのコスチュームから黒を基調にしたものに一新。ファイトスタイルもこれまでのテクニックの上に、反則・流血も辞さないラフ殺法を加えた荒々しい武闘派ファイターに変貌。 そして97年に天山広吉・ヒロ斎藤とnWo JAPANを結成すると、これまでにない
駅や商業施設などで見かけるセブンティーンアイス。出先で甘味を欲した時、あのでかい自販機をつい探してしまう。あれが初めて登場したのは、約35年も前になるらしい。今や全国に2万台が設置されているという。 駅や街角で毎日のように見かけているのに、そういえばセブンティーンアイスのことをよく知らない。どんな歩みを経て、ここまで勢力を伸ばしたのか? なぜボウリング場やスイミングスクールでやたら見かけるのか? あの剣みたいなかっこいい形に意味はあるのか? そんな数々の疑問について、詳しく伺う機会を得ることができた。 インタビューまとめ:榎並紀行(やじろべえ) 売る場所を変えたら即ヒット セブンティーンアイスは江崎グリコが製造するワンハンドアイス。その名の通り17歳の学生をターゲットにしているというが、おじさん世代にも大人気だという。 「中年の会社員の方にもよくお買い求めいただいているようです。お客様への
◆ ◆ ◆ ――ロケに出る旅人とその旅先については、毎回どんな風に決めているんでしょうか。 髙木 行き当たりばったりとは言いつつ、“当たる”確率を上げる作業はもちろんしています。それこそ会議では、旅人候補の名前がブワーッと出てくるんですけど、「みんなが知っているイメージじゃなく、この人のこういう一面が見れたら面白いよね」というのは一生懸命考えています。逆に、それが出てこない人は、どんなに人気があっても一旦ステイしよう、と。 一方で旅先候補が先に出るパターンもあって、この町はこんな面白さがあるけど、それを活かすとしたらこの人かな、とか。だから、決して旅人だけで考えているわけではないです。全部組み合わせで、何かすごいことが起きそうな場所と人を選んでる、という感じですね。 「何があっても一生懸命やってください」 ――オファーして断られることも結構あるんでしょうか。 髙木 無名の番組だったので、最
インドやスリランカでよく使われる「カレーリーフ」というハーブをご存じだろうか。その名の通り、カレー作りには欠かせない葉っぱ……ではないのだと熱く語るのは、東京都大田区(最寄りは大森駅)にある南インド料理店の老舗「ケララの風モーニング」の店主、沼尻匡彦さんだ。 日本における南インド料理の先駆者である沼尻さん。「ケララの風II」時代は南インドの定食であるミールスを出していたが、現在は「ケララの風モーニング」に名前を変えて、南インドの朝食や軽食を提供している。 沼尻さんの話では、インド料理店でナンと食べるようなカレー、日本の家庭で食べられているご飯に合うカレー、じっくりと煮こまれた欧風カレー、あるいは最近話題のスパイスカレーなどには、なんとカレーリーフは合わないそうだ。ではどんな料理に使えばいいのかと聞けば、「カレー以外の様々な料理」なのだとか。えー! カレーリーフという名前なのにカレーに入れる
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