新潟市は、女性のマンガ家志望者を支援する家賃ゼロのシェアハウス「古町(こまち)ハウス」を来年3月に開設する。水島新司、高橋留美子ら一流のマンガ家が多く輩出している都市として取り組んできた「マンガ・アニメを活用したまちづくり」の一環で、市街地の空き家活用も兼ねている。 手塚治虫や石ノ森章太郎らが青春時代を過ごした東京の伝説的なアパート「トキワ荘」の、いわば女性版を目指す。19日の会見で篠田昭市長が明らかにした。 経済的な負担を軽くして若者の創作を後押しし、同じ志を持つ者同士の競争と協力を通じて知識や技術を深めてもらうのが狙いだ。日本アニメ・マンガ専門学校(同市中央区)講師陣による作画の指導があり、将来の独り立ちを念頭に、起業家セミナーへも参加する。アニメ・マンガ関連事業に協力することで社会人としての経験を積み、業界の人脈づくりも期待できるという。 入居者は、退去時の原状回復費… こちらは有料