2024年米大統領選の結果を左右する激戦州では、イスラエルがパレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマス根絶作戦を開始して以降の数カ月に、米国の対イスラエル支援を支持する有権者が急減した。ブルームバーグ・ニュースとモーニング・コンサルトが実施した最新の世論調査で明らかになった。 激戦7州の登録有権者のうち、イスラエルへの支援を「強く」または「ある程度」支持すると回答したのは51%。昨年11月から11ポイント低下した。当時は62%が同支援を支持すると答えていた。 ハマスが昨年10月7日にイスラエルを襲撃し約1200人が死亡して以降の数カ月に、米国ではイスラエルの対ハマス軍事作戦に対する怒りが強まっている。ハマスがガザで運営する保健当局によれば、イスラエルの作戦開始以降、3万人余りのパレスチナ人が殺害された。この戦争はガザに深刻な人道危機ももたらしている。