アニメやゲームのキャラクターを地域おこしに起用することは、よくあることだ。最近では、アニメの舞台が「聖地」などと呼ばれて、多くの人が訪れるという現象も一般化している。 しかし、急に多くの人たちが訪れ、中にはマナーが悪い人たちが地元住民とトラブルを起こしたりということも起こっている。人はたくさん訪れるようになったが、地元とのつながりが今一つ明確ではなく、公的機関が関与することに批判的な意見が出ることもある。 そんな中で、「聖地」でもなかったのに、市役所が自ら手を挙げてコラボを企画し、地域おこしに好影響を与えている事例があるというので、相模原市役所を訪問し、関係者の話を聞いてみた。 ・アイドルと市役所のコラボ 若い世代を中心に人気の「アイドルマスター ミリオンライブ!」の太陽、月、星にちなんだ3チームのアイドルたちの力を借りて、地域の認知度向上と来訪勧誘を図る「アイドルマスター ミリオンライブ