(CNN) 仕事中に絶え間なく「受信トレー」に舞い込み、たまっていく電子メール。朝から晩まで、メールが一切届かない1日を夢見る社員も多いはず。仏IT大手のアトス・オリジンは、2年以内にそんな職場環境を実現させる計画だ。 ティエリー・ブルトン最高経営責任者(CEO)は、オフィスを飛び交う大量のメールが「職場環境を汚染し、私生活を侵食している」と話す。同社ではこの問題への取り組みとして、今後社内メールを全面的に禁止し、従業員同士の連絡はインスタント・メッセージや、ウェブ上で複数のユーザーが文書を編集できるシステムなどに切り替えていくという。 ブルトン氏は先週、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューに応じ、自身は3年前から仕事上のメールを一切送っていないと語った。「話があったら直接会いに来るか、電話や文字メッセージで連絡してくれればいい」「メールは会話の代わりにはならない」という。