中国が東シナ海に設定した防空識別圏を巡り、韓国軍はこの空域を海軍のP3C哨戒機が26日事前に通告せずに飛行したことを明らかにし、中国側から特段の反応はなかったとしています。 中国が設定した防空識別圏は、韓国の防空識別圏と一部が重なっている上、中国との間で管轄権を争っている、海面の下に隠れている暗礁も含まれています。 韓国軍の関係者によりますと、26日チェジュ島から飛び立った海軍のP3C哨戒機がこの暗礁の周辺を飛行したということです。 毎週2回、定期的に行っている哨戒飛行の一環で、中国が求めるフライトプラン=飛行計画書の提出など事前通告は行わず、中国側から特段の反応はなかったということです。 韓国政府は「防空識別圏は中国側が一方的に設定したものだ」として、中国に対して事前に通告しない方針を明らかにしています。 韓国側は28日、ソウルで開かれる中国との国防次官級の協議で、この問題について話し合