小池百合子・東京都知事による政治塾を運営するため、2016年9月に設立された政治団体「都民ファーストの会」が、塾の受講料などで計1億6800万円を集めていたことがわかった。16日に都選挙管理委員会が公開した政治資金収支報告書で明らかになった。 小池知事は16年7月の都知事選で当選したのち、政治塾「希望の塾」を立ち上げ、同年10月30日に第1回を開いた。この年は11月と12月の計3回、都内の大学などで講義を行い、最終的に計3900人が塾生となった。今年3月末までに計6回開かれた。これとは別に都議選候補の養成のための都議選対策講座も、今年に入って5回開いた。 入塾料と受講料は、一般男性で5万円、女性4万円、25歳以下の学生は3万円だった。収支報告書によると、収入は希望の塾による1億6881万円のみで、企業や団体、個人からの寄付はなかった。 支出は、186万円の会場警備代や57万円の託児所費など