「都知事」について残念な報道が相次いでいる。 海外に出掛けると一度に5000万円も使うという「海外出張」問題、今年は3億円以上の予算が組まれているという。そして毎週末、東京から100kmも離れた自己所有の「温泉別荘」へ公用車で通う「別荘問題」。ガソリン代だけで400万円余のカネが消えるという。 「都知事って、そんなに偉いんですか?」という声が他の知事、知事経験者からも聞こえる。会見で繰り返した「決まりを守っている」で済むのか、公私混同も甚だしい。この件に関して、舛添都知事、貴方は間違っている。 都知事ってどんな存在? 国民の1割、1300万人が暮らす東京。外見上豊かだとされる東京だが、内側には生活に大きな格差を抱え、貧困との戦い、孤老死の増大、少子高齢化、インフラの老齢、木造密集地の存在、首都直下地震の恐怖など、先行きに様々な不安を抱え、暮らしているのが東京だ。 大企業本社の7割、日本の政